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2018年02月12日

2018.1.18  妊婦クラス「母子早期接触と母乳育児」の質問

質問:バランスの良い食事。母乳育児をした子どもと、ミルクで育てた子の違い。

上記の質問がクラスアンケートでありました。
なかなか漠然として難しいのですが、まずは食事についてからコメントします。

食事は対象によって色々と異なるのですが、全ての人にお勧めの栄養についての基本。

まずは砂糖は全ての人にとって良くないので摂らない方がよいです。
このことは多くの人が知識として持っていると思います。
ですが、少しくらいならと甘いものを摂っている人が多いと思います。
私が最初に砂糖を全てやめているという食事制限中の人の話しを聞いたときには、こんなに美味しいものを食べられないなんてなんてかわいそうなんだろうと思いました。
でも、砂糖は免疫力を低下させ、酵素を消費して、あらゆる病気が起こりやすい状態を作ります。
砂糖をたくさんとるだけで、血糖値が大きく変動してそのことによってうつ病と診断されていたという人もいました。
こういった知識をつけて、密かに願掛けをしたいという気持ちもあって、2年前から、砂糖をとるのをやめました。
その後、食事制限を開始した後の検査で、糖尿病の素因があるということがわかり、ますます食事療法が必要だという事が分かり、結局そのまま食事制限を行っています。
最初は砂糖、小麦乳製品の除去でした。でも砂糖は徹底していても小麦乳製品についてはゆるかったです。
小麦の完全除去はなかなか難しく、なかなか完全除去ができていなかったです。餃子は小麦の皮でも食べたりしていました。パンや麺類は食べませんでしたが。
けれども健康のために1年前からは小麦もやめました。外食時の醤油に使われている小麦までは除去していたのですが、餃子の皮や麺類その他基本的にはとらないようにしています。
食事制限を開始して、劇的な体調の変化はないのですが、徐々に体調はよくなっていると思います。
もともと病気だったわけではないのですが、以前の状態は健康でも無かったと思います。時々の便秘、疲れたときの頭痛、年に1回くらい風邪を引く、この程度は自分は健康だと思っていました。
色々と健康に気を遣うようになって、自分のちょっとした体調不良が少しずつ改善されてきていることを感じます。

ということで、現在私がお勧めするバランスの良い食事というか、授乳中、妊娠中だけでなく、全ての人にお勧めの食事は、
砂糖乳製品小麦をなるべくとらない、生野菜を毎食しっかり食べる(食物酵素をとる)、タンパク質はできるだけ肉ではなく、豆類などの植物性のものからとり、肉を食べるときにはものすごく良く噛んで食べる。
良く噛んで食べると言うことは口の中で食べものがしっかりこなれて唾液とまじりあったと感じてから飲み込むという事。
おにぎりだけ、~だけのような食事ではなく、和食の定食のように野菜、タンパク質(魚、豆、など)、炭水化物がとれるように心がけることがお勧めです。

また、母乳で育てた子とミルクで育てた子の違いという事ですが、統計的には色んな病気にかかる可能性が、母乳で育てた子の方が低いと言うことが分かっています。
病気と闘わずに育って行けた方が発達にもプラスになるかと思います。

ただ、母乳だけで育てられなくても、母乳の健康へのメリットは量依存性なので、ミルクを補足しながらも、できるだけ長く(お勧めは2才以上)おっぱいを飲ませることができれば、子どもはそれだけたくさんの母乳が飲めるので、より母乳による健康のメリットをもらうことができます。

以上簡単ですが、質問の答えでした。





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Posted by 島袋 史 at 11:12│Comments(0)妊婦クラス栄養母乳育児
 
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