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2014年04月27日

私とたばこ

私とたばこの最初の関わりは、小学生のころにいとこのお姉ちゃんが吸っているのをみて、たばこをくわえてみたことでした。また、大学生の頃にもたばこを吸ってみた事があります。でも、幸いなことに習慣にはなりませんでした。

今、防煙教育の大切さが言われています。
子どもたちにたばこの害について知ってもらうこと、中毒にならないためには最初の一本に手を出さないことが大切なのです。
中毒になってしまうとやめることがとても難しくなります。
一度喫煙者になってしまうと、10年たっても、まだ「禁煙中」なのです。いつも再喫煙のリスクをかかえる事になります。夫がタクシーの運転手さんとのおしゃべりで、
「禁煙してもう10年になるけど、いまだにたばこを吸いたくなるよ。」
という話をきいたと教えてくれたことがありました。

私の夫は高校生の時に喫煙するようになり、いったんやめた後に大学にはいってまた喫煙するようになったそうです。結婚した当初は受動喫煙についての知識が乏しく、家の外で吸うたばこにまであまり気にしてはいませんでした。
実際は外で吸っていても受動喫煙の害はかなりあり、17m離れたところでもたばこの有害物質がかなり検出されるというデータもあり、子どもへの影響を考えるともっと早くに禁煙してもらえばよかったと、今から考えると思います。
当時は受動喫煙の害を心配してというよりも、夫の健康を心配して、夫に禁煙を勧めてきました。
その頃は、禁煙治療についての私の知識も乏しく、また、手段もニコチンパッチだけと限られていて、チャンピックスはまだ発売されていませんでした。
禁煙するならそのかわりに以前から欲しかった車を買いたいと、当時夫から言われました。
夫は、鼻の前にぶら下がったにんじん(欲しい車)のためか、家族のためか、自分の健康のためか、禁煙を決意してくれて、かなり長いこと禁煙、再喫煙を繰り返しながらいまも禁煙続行中です。
彼の禁煙のために買った車は年月がたち、そろそろ手放そうかという話がでていて、月日がたったことを感じます。
彼が買った車は、私たちにとってはかなり高い車でした。
私にとっては、車は燃費がよく荷物がたくさんつめて動けば上等、見た目はあまり気にしないのです。
それと正反対の彼が買った車(=燃費が悪く、荷物も詰めなくて、4人しか乗れない)は私には価値が分からないのですが、彼が禁煙してくれれば、喫煙を続けた場合のたばこ代金や彼の健康を考えると決して高い買い物ではなく、それで彼がたばこをやめてくれるならとしぶしぶ彼の車を買うのを認めたということがありました。
これに乗り続けるからには、是非禁煙中ということを忘れないでねと言う意味もこめて。
彼にとっては気に入っている車だったので、燃費が悪いことを私から文句をいわれても乗り続けていました。
一時期、燃費が悪いから軽自動車に取り替えてはどうかという話をしたら、
「おれの車を売って軽に乗れだと~」
とちょっと怒っていました。
でも、ずっと乗り続けていた車を今回手放そうという話が出ているのは、やっぱりエコでいこうということを考えたから。
私が開業してからは、私が車で出かけることもそう多くないので、二人で1台の車で良いだろうということになりました。それと、私の乗っていた車を車検に出そうとしたらそれなりの修理代金がかかることがわかり、これを機会に買い換えて二人で一台の車に乗ることにしたのでした。
今まで夫の車は一度も運転したことがありません。夫がさせなかったのです。
時々あちこちちょっとしたことでぶつけたりして私が乗っていたアイシスは傷がたくさんあるので、夫は私に自分の車を運転させたくないようでした。アイシスは両側スライドドアでとても乗りやすく、よい車だったのですが、もともと走行距離が76000kmもある中古を買ったところで、さらに沖縄市から浦添まで毎日通勤で使っていたので、走行距離は10万kmを超えていました。この2年はほとんど走行距離は増えていませんでしたが、買い換えをちょっと前から迷っていたので、この機会に買い換えることにしました。
買い取りをいくつかきいてみたら、値段はつけられませんとのことでスクラップ行きになるところ、修理しても欲しいという人がいたので、もったいないことにならずによかったなあと思っているところです。
今まではずっと中古で車を買っていたのですが、今度は初めて新車にのるので、ぶつけたりしないようにバックモニターとコーナーセンサー付けてなんとか対策したいです。

話はだいぶ脱線しましたが、禁煙、たばこの話に戻りたいと思います。
ゆいクリニックを開業して、念願だった禁煙外来を始めました。
禁煙外来を始めて2年、まだまだ薬を処方することがメインで、十分な禁煙サポートができておらず、成功する人もいますが、うまく行かないひともいる状況です。
本当は喫煙の苦しさに共感できることが大切なのではないかと思っています。それには禁煙経験は必須では無いですが、共感できるカウンセリングのテクニックは大切ですね。
私自身が喫煙者だった経験は無いのですが、本の知識や講習会で学んだことから禁煙サポートを行っています。
スタッフも一緒に勉強して講習会に参加した3人一緒に禁煙支援士の資格をとりました。私はせっかちなのですが、スタッフはゆっくりと患者さんの話を聞いてくれて、頑張ってサポートをしてくれています。
今は夫は禁煙外来に関わっていないのですが、今後夫も禁煙外来に関わってくれたら禁煙経験者として強力なサポーターになってくれるのではないかなとちょっと期待しています。

ところで、私が是非禁煙外来をやりたいと思うようになったのは、妊婦健診をしていて時々たばこがやめられない人がいたためです。
以前は色んな禁煙外来を紹介したりしていました。でも、妊婦健診をしながらその人に直接禁煙指導できればよいのにともどかしさを感じていました。
今は、妊婦さん、子宮がん検診、ピル希望などなどすべてのゆいクリニック受診者とその家族に禁煙を勧めています。もちろん禁煙についての意識は人それぞれのレベルがあるので、禁煙したいと思わない人もいますが、情報だけでも伝えて、その気になったら方法があるよということを伝えたいと思います。自力でやめますと禁煙を勧めたところ特に治療を受けずにやめられる人もいるので、受診がきっかけになってくれたら良いなと思っています。

禁煙については、学べば学ぶほど禁煙って良いことだらけなんだなということが分かります。
禁煙に成功する人は禁煙して良いことをたくさん見つけられる人です。
少し前に妊婦さんで喫煙されている方が禁煙を決意されて、夫婦で禁煙外来を受診して夫婦一緒に出産前に禁煙成功した方がいました。
最近予防接種に夫婦でいらして、挨拶したら,だんなさんも禁煙しているとのことでした。
子どものために頑張っている姿を見ることができてとっても嬉しかったです。

そして、これからは禁煙だけでなく、防煙教育が大切だと思います。子どもたちにたばこを吸う習慣を持たさないようにする、そのためには親が防煙教育についての知識を持つことが大切です。
防煙教育にとってもよい絵本があります。
小学生といわず保育園生のうちから、たばこの害について知ってもらうこと、これが大切だと思います。

また、学校現場に関わる人がたばこについての知識を持つことが大切だと思います。
私が中学生の時にたばこがやめられなくて、学校側がずいぶん頑張ってたばこをやめるように勧めたけれどたばこをやめられないからと退学していった同級生がいました。
当時は禁煙治療という考え方はなく、たばこを吸う=不良 でした。
今なら適切な禁煙治療を施して子どもが勉強できるようにしてがえるのが正しい道だなと思いますが、当時の学校現場にはそのような認識は無かったです。

昔の受動喫煙についての分煙の意識の低さについては一言言いたいです。
医療者でも受動喫煙を避けると言うことには健康被害の重要さを認識していなかったのでした。

次女を妊娠していた13年前。当時働いていた病院の医局は分煙は無かったです。
医局のソファーでみんながくつろいでたばこを吸うのが当たり前でした。
医局のソファーについたて一つあるだけですぐ近くに机があった私は、自分の机で仕事をしているとたばこの煙を吸うことになってしまっていました。
妊娠中だからこそ気になって、当時の医局長になんとかしてほしいと訴えたのですが、今は喫煙室を設けるのは無理と言われてしまいました。
それから数年で、喫煙室が出来、今ではその病院は敷地内禁煙になっているのですから隔世の感があります。
社会の認識が変わることでずいぶん変わってくるなと思いますが、少しでも多くの人がたばこにまつわる知識を身につけて、たばこによる健康被害から身を守り、社会をよくすることができたらと思います。


防煙教育おすすめ絵本

タバコいや!の絵本 (薬物いや!シリーズ)
北沢 杏子 (著), 高橋 裕子 (監修), 今井 弓子 (イラスト), 林 千根 (翻訳)



この絵本はアルコールや覚醒剤についてとシリーズになっています。

他にも

たばこをやめたい王さま―親子で学ぶ禁煙 [単行本]
高橋 裕子 (著), おかもと 香織 (イラスト)




ちょっと脱線してしまいましたが、たばこにまつわることを色々と書いてみました。
  
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Posted by 島袋 史 at 07:23Comments(0)禁煙日記診療

2014年04月27日

双子のお産と感染対策

私が参加しているお産関連のメーリングリストでこんな質問がありました。

この方は漫画家さんからの取材をうけての疑問だったそうです。

①ふたごの場合、第一子出産→胎盤娩出→第二子出産→胎盤娩出か
第一子出産→第二子出産→胎盤娩出か
どちらのケースの方が多いのでしょうか。


②分娩介助の際に手袋を使うようになったのは
施設分娩になってからでよろしいでしょうか。
戦後の自宅出産では、手袋は使っていないケースが多かったと考えて正しいですか?

これらの質問について何人かの人から解答をもらって、以下の様だったそうです。


質問①
二卵性双胎(これは胎盤が二つに分かれる2絨毛膜性双胎のことでしょう。双子のことを双胎ともいいます。)の場合、第一子出産→胎盤娩出→第二子出産→胎盤娩出か
第一子出産→第二子出産→胎盤娩出か
どちらのケースの方が多いのでしょうか。

⇒全員の方から、
「双子の出産は、第一子娩出→第二子娩出→胎盤娩出」と教えていただきました。
また、双子の骨盤位(さかご)でも、待っていたらツルッと出てくるというお話や
第一子娩出後、数日たって第二子が娩出したというお話もありました。

双胎(ふたご)の胎盤の場合ほとんどは二つの胎盤がくっついていて、完全に二つに分かれていることは少ないので、子どもが全員生まれてから胎盤が出てくるという事になるかと思います。
私がきいたことのあるケースでは、生まれつき子宮が二つあるかたが二つの子宮に同時に妊娠して、ひとつの子宮の赤ちゃんは早く出さないといけなかったため、一人は早産帝王切開出産して、その後満期近くにもう一人を普通にお産したという双子のお産をされた方もいました。
これが子宮が一つであれば不可能な事ですが、二つだったので別々の時期に出産が可能だったんですね。


質問②
分娩介助の際に手袋を使うようになったのは
施設分娩になってからでよろしいでしょうか。

⇒布の手袋を使っていたというお話や、
昭和42年の時点で病院でも素手だったから、助産院はもっと後まで素手だったのでは
という情報もいただきました。

私が長女を出産した1995年、助産師さんが手袋を使っていたのかどうか全く記憶がありません。
気にしないと記憶に残らないなあと思います。
でも感染対策について強く意識されて取りざたされるようになったのはこの10年くらいではと思います。

病院での院内感染が問題になったのは最近ですよね。
昭和63年くらいまでは集団予防接種で注射針の使い回しがあったとのことで、そのためにB型肝炎に感染した人たちには国が補償しますということなので、注射器すら使い回していたのだから、手袋なしは当然だったろうなあと思います。もしくは手が汚れないために手袋を使うけれどそれが感染対策という意識では使われていなかったのでは。
病院で感染対策の講義を受けたときに一処置一手袋で、いちいち手袋を変えるようにと指導を受けましたが、現場ではなかなか徹底できていないなあと感じました。もったいないという気持ちや(感染症がおこったら手袋数千枚分のお金がかかります)、めんどくさいという気持ちで徹底できないことが多いですが、これは現場の意識を変えていかないといけないなあと思います。

ところで、10年ちょっと前に働いていたときには、診療所では汚れた手袋を洗って滅菌器にかけてまた使ったり、いろんな使い捨て器具を洗って滅菌にかけてつかったり、器具を滅菌しないで、洗浄だけして使ったりしているところもありました。

正しい滅菌消毒の知識対策はなかなか医療者の中にも浸透していないし、医療器具のメンテナンスも大変なので、正しい方法はかなりゆっくりと浸透していくのかなと思います。

  
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Posted by 島袋 史 at 05:28Comments(0)診療

2014年04月24日

新聞投稿~南風

先日、琉球新報の編集の方から電話をもらいました。琉球新報の南風に連載投稿をお願いしたいと言うことでした。
え~なんで私に?と思ったりもしたのですが、なんだかおもしろそう。

南風の連載投稿は約半年間(?)数ヶ月(?)たしか7月から12月くらいだったような・・・ 12人の人が交代でいろんなことを投稿するというもので、テーマは自由、好きなことを書いて良い。字数は700字くらいとのこと。
私としてはクリニックの宣伝にもなるし、好きなことを書いて良いとのことで、禁煙のこととか母乳育児のことなど書いてみたいなあと思ったのですが、夫に新聞投稿記事の依頼があったという話をしたところ、難色を示されました。

その理由は、
①忙しいのにそんなことをしている暇はあるのか。
②私のブログを読んでいてとても読みにくい。私の文章力が疑問。
クリニックの宣伝になるどころか逆効果では・・・
ということでした。

夫は確かに校正が上手で、今までも私の学会発表、論文投稿と何度も助けてもらってきました。
特に学会発表では、プレゼンテーションをとてもわかりやすく直してもらえてとっても助かりました。

それで、では今はやりのゴーストライターでもやりますか?という話ですが、夫もそんな暇ないとのことで、結局自力で投稿を頑張ることにしました。
投稿を理由に余計忙しくなったとは絶対に言えないので、夫に負担をかけないようにしないといけないなあと思います。

連載は7月くらいからという事ですがまた連載が始まったら紹介しますね。  
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Posted by 島袋 史 at 18:51Comments(2)日記

2014年04月23日

母の投稿記事~産後うつ

うちの母が新聞に投稿した記事を紹介しますね。
43年前に1歳2か月の長女を連れてと記事の中にありますが、ほんのすこし年齢があわないようですが、まあ細かいことには目をつぶります。

年齢のサバ読みですが、最近の出来事では、次女の家庭調査票への記載で、まだ誕生日のこない夫の年齢を、5月の誕生日が来た時の年齢を書き、私自身の年齢は9月の誕生日が来た時の年齢ではなく今の年齢を書いたら、自分だけ1歳若く書いていると夫から文句を言われてしまいました。
特に私は若いほうがよいというように思っているわけではなく、ただ、もうあと1か月で誕生日が来る夫はもう誕生日後の年齢でいいよね、でも自分の誕生日はまだ半年近く先だからと思っただけなのですが。


話が脱線していますが、新聞記事はPDFファイルで紹介です。

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当時の田舎で、精神科疾患にかなり偏見のあるなか、精神科に入院させるということは、本当に大変なことだったと思います。
母親が産後早期にうつになると子供の精神発達に悪影響があるといわれますが、まあ私も弟も大きな問題もなく大人になったかなと思います。(性格についてはどこかからつっこみがありそうですが。)

母は本当にサバイバーとなってたくましく生きているなあと思います。  
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Posted by 島袋 史 at 18:58Comments(0)日記

2014年04月20日

母の入院~大腿骨頸部骨折、脛骨高原骨折

私の母は今年71才になったのですが、昨年、操体の集まりに参加するために自転車で出かけて、会場の前で転んでしまい、骨折しました。

操体とは~くわしいことはよく分からないのですが、ヨガのように呼吸と一緒にゆっくりと体を動かす運動で、健康法の一つだそうです。

母は、転んだ当初は、痛みで動けないにも関わらず、操体の集まりのところへつかまりながら歩いて行き、痛みのために階段を上がることができずに2階の会場までいけなくて、一階のソファーで横になっているところを集まりにきていた友人にみつけてもらって、病院に連れて行ってもらって骨折が分かったのでした。
頑固な母は、少し休めば治るからと家に連れて帰るように友人にお願いしたようですが、一人で歩けない状況では家に帰せないと、病院に連れて行ってもらって、結局は大腿骨頚部骨折の診断をうけて、入院して手術をうけた母でした。
病院に連れて行ってくれた母の友人に本当に感謝です。

大腿骨頚部骨折
私たちの体は約200個の骨が結びついて骨格を形成していますが、その中でもっとも長いのが大腿骨です。大腿骨は股関節からひざの関節まで伸びている骨ですので、「太ももの骨」と考えるとわかりやすいかもしれません。
その大腿骨のつけ根、いわゆる股関節につながるところを大腿骨頸部といいます。大腿骨頸部は全身の中では、胴体と脚(あし)とのつなぎ目の部分にあたり、体を支える役割を果たしています。

大腿骨頸部の部位とつくり


ところが大腿骨頸部は、股関節から「く」の字に曲がった形でつながっているため、転倒の際などには衝撃力が棒を横方向に折るような力として働き、骨折を招きやすいという弱点があります。とくに骨粗しょう症では関節近くの骨がもろくなりやすく、ちょっとした力が加わるだけで骨折を生じてしまいます。


丈夫な母で、自転車でいつもかなり遠くまで出歩いていて、病気一つしていなかったので、まさかの入院でした。
絶対安静のところ、幸いすぐに手術を受けることができて(手術までは絶対安静が必要で、なかなか手術予定が組めずに時間がかかり、その間に少しぼけてしまうお年寄りも多いのがこの骨折の大変なところです。)、早く家に帰ってきてほしいという私の希望からリハビリをすごく頑張ってくれて、驚異的なスピードで術後6日間で退院となりました。
通常リハビリに時間がかかって、療養のために1ヶ月くらい入院が必要になることもあるそうです。
入院期間としては記録的な早さということでした。

その後、日常生活も滞りなく動けるようになり、自転車を乗り回して、以前のように元気に出歩いていましたが、またまた、まさかのけがをしてしまいました。

移動図書館「ちえぞうくん」にでかけようと自転車で家の近くの横断歩道を渡ろうとしたところ、歩行者用信号が青に変わって自転車を押して道路に出ようと一歩ふみだしたところ、信号がかわったのに気づかずに、交差点に進入してきた車にぶつかってしまいました。
母は、一瞬何がおこったか分からなかったようですが、救急車で病院に運ばれても意識もしっかりしていて、足がいたく立てないようでしたが打撲と診断されて、家に帰っても良いと言うことで松葉杖を借りて家に帰り着きました。

私は、たまたまその日は入院患者さんもいなかったので、ちょっと遠出をして不在でしたが、病棟スタッフが事故の知らせを受けて色々と対応してくれたようでした。
私は外出先で夫からすぐに帰ってくるようにと連絡をうけて、予定をキャンセルして家に戻ったのでした。
病院での診断は打撲と言うことでとりあえず大事にいたらずによかったと母を家に連れて帰ったのですが、痛みがあるようで家で安静にして過ごしていました。
翌日から少しずつ松葉杖を使って動くようになりましたが、杖なしでは足をついて歩くことができず、その時点でおかしいと気づけば良かったのですが、少しずつ痛みは良くなっているという本人の言葉で、そのまま様子をみてしまいました。

松葉杖を返却する1週間の期限を過ぎて、もう邪魔だからいらないから返却するということで、母のけがは良くなっていると思ってしまいましたが、夫が母の様子をみて、ものをもって歩けないほど痛みがある様子をみておかしいと気づき、そういわれれば1週間過ぎてもまだまともに歩けないと遅ればせながら私も思い始めました。
母に病院受診について相談しようと部屋にいったらたまたま昼寝中。私は昼休みしか電話する時間が取れなかったので、母に相談せずに病院に電話して受診について相談しました。
どうやって予約をとっていいのか分からなかったので、とりあえず、9日前に交通事故で救急外来を受診したこと。その際に打撲と診断されたこと、次回外来の予約はなく、まだ歩行ができないので、受診したいことなどを告げたところ、整形外科外来に電話を回してくれて、翌日朝受診可能とのことで予約をお願いしました。
その後、びっこを引きながら外出しようとする母に、翌日の整形外科受診をすすめたところ、すごい剣幕で、
「そんな予定もきかずに勝手に予約して。明日は歯科予約が入っているのに。この痛みは絶対に骨折ではないし、痛みはどんどん良くなっているから病院に行かなくても大丈夫。」
と言われてしまい、相談しなかったのはまずかったなあと思いつつ、無理にお願いして翌日の外来予約をしたので、今更キャンセルできないから受診して欲しいとお願いしたのでした。
でもこれが良かったです。事前に母に相談していたら、きっとあと数日外来受診のタイミングは遅れていたと思います。

翌日朝整形外科を受診したところ、骨折しているとのこと。
関節内の骨折で、レントゲン写真では救急のときにはわずかに骨皮質がずれているという所見で骨折がわかりにくい状況だったそうですが、一応骨折の所見はあったそうです。
9日後に受診したときには骨のずれが大きくなってかなりはっきりと骨折と分かる状況だったそうです。
そして、この骨折がわかったら絶対に足に荷重をかけないのが鉄則なのだそうです。
なのに母は、無理して子どもの保育園の送迎や操体の集まりへのお出かけなど歩き回ってしまっていました。
後悔しきりですが、過ぎたことは仕方ないですね。

手術の説明の際に丁寧にレントゲン写真を見せてもらいましたが、やっぱり素人目には分かりませんでした。
ただ、臨床的に痛みで立てない状況であれば単なる打撲ではないと疑わないといけないとのこと。
整形外科の先生には次回外来の予定が数日後にあったら良かったかなとお願いしましたが、自分としても1週間どころか9日間も骨折を疑わずに放置してしまったことに反省でした。

私は医者ですが、、整形外科に関してははっきり言ってほとんど素人です。脛骨高原骨折という診断名をきいてもちっともどんな状態かさっぱり分かりませんでした。
ネットで検索したら一番最初に以下がヒットしました。

高原骨折(プラトー骨折)
高所からの転落や交通事故によっておこる骨折で、脛骨上面(プラトー)に圧挫外力がかかり発生します。

脛骨
すねの骨で腓骨(ひこつ)とともに下腿(かたい)の支柱となる。脛骨は太くてその主体であり,腓骨は付属的。

という事で、母は足のつけねの骨折とすねの骨の膝の中の関節内の骨折を経験したのでした。

母の入院ということで、今回は患者の家族の立場を経験しましたが、丁寧に対応してもらえて本当に助かりました。
私が病院嫌いなので、家族の入院というのはとってもストレスでしたが、母は手術を2度も頑張って、元気に帰ってきてくれたので本当に良かったです。
母の食事の事や退院のことで何度も病院に電話してしまいましたが、いつも丁寧に病棟のスタッフのかたが対応してくださってとっても助かりました。ありがとうございました。
手術も2回目で余裕かと思いきや、今回は手術時間も長くきつかったとのこと。
手術時間が3時間近くと言うことで腰椎麻酔ではなく、全身麻酔でもよかったかなと話を聞いて思いました。でも麻酔科の説明の際には私も夫も仕事で立ち会えなかったので相談できなかったのでした。
手術時間2~3時間ならぎりぎりのところだと思いますが、のみでカンカンと骨を削ったりする音を聞いたり、ずっと3時間じっとしていたりでかなり疲れたとのことでした。手術当日は疲れ切っていましたが、翌日には少し元気になり、術後2日目には退院できました。
今回はきつくて手術当日には退院のことなど考えられないという状況でしたが、元気にわりと早く帰れたので本当に良かったです。

最初の入院の時には、お願いだから、ベッドにずっと寝ていてネコをなでるだけでいいから早く家に帰ってきてとお願いしてしまいました。
母になついている(他の家族はあまりかまってあげていないので)猫が、なんでおばあちゃんがいないんだとニャーニャーないてかまってもらえないと寂しそうにしていたので、母と一緒に満足そうに寝ているうちの猫をみて、しみじみ母が帰ってきて良かったと思ったのでした。

今回退院してきた母をみてうちの猫は、押し入れからのっそり出てきてからつんとして庭に出て行ったそうです。
そこは猫、やっぱりお帰りお帰りと喜ぶ犬とは違うなあと思ってしまいました。
私はどっちかというと犬の方が好きですが、でもどちらも世話する余裕がないので、ペットはいらないかなと思ったりします。
ではなぜうちに猫がいるかというと、もう8年くらい前ですが、前にすんでいた家の周りで手のひらにのるくらいの大きさでニャーニャー鳴いていたのを次女が見つけて来たのでした。
とても飼う余裕はないし、面倒見切れないから無理と思ったのですが、だんだん鳴き声も弱くなってかわいそうになって結局飼うことになったのでした。
開業に際して新しい家へ引っ越しの際に、猫を置いてくる訳にいかず、段ボールに入れて一緒に引っ越ししてきました。
最初は落ち着かず、鳴いて歩き回ったりしました。
また、新築の新しい畳で爪をといで畳が一部ぼろぼろになったり、買ったばかりのソファーに何度もおしっこされてしまい、臭くて座れなくなってしまって、何度も洗ったり消臭剤をつかったり頑張りましたが結局捨てました。
最近はあまり粗相することはなくなったのですが、母が怪我をしてから、あまりかまってくれないと、あたんして部屋の中でおしっこしたりしていたそうです。

大腿骨頚部骨折と違って、手術が終わっても2ヶ月間は怪我をした足に荷重をかけてはいけないとのことで、まだまだ母の安静の日々は続きますが、ベッド上でしっかりとリハビリをしている姿をみてたくましさを感じました。

何しろうちの娘たちは、私が頼りにならないと思って、
「おばあちゃん、将来私の子どもの面倒もみてね。」
とお願いしているので、後数十年元気でいてもらいたいものです。





  
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Posted by 島袋 史 at 22:11Comments(1)日記

2014年04月18日

禁煙支援士

禁煙外来というのを知っていますか?
喫煙の害がわかっていてもなかなか禁煙できない人のためにお薬を使って禁煙をサポートするための外来です。
特に呼吸器内科がやっていることが多いですが、その他にもいろんな診療科で行われています。
小児科の先生が受診した子どもの親御さんに禁煙を勧めて、禁煙を行っているという先生も知っています。

そして、私も以前から妊婦さんや妊婦さんのパートナーさんに禁煙を勧めてきましたが、ゆいクリニックを開業するに当たって、禁煙外来もスタートしました。
そして禁煙の実績を積んできて、今回禁煙支援士に認定されました。

禁煙支援士とは

【禁煙支援士認定】
 禁煙支援士認定とは 日本禁煙科学会が、禁煙に携わる皆さんに、 •自分の現時点でのスキルレベルを確認する
•上位をめざしモチベーションを上げる
•外部に対して客観的な評価基準を提供する
こと等を目的として2008年より実施している認定制度であり、。
1.初級禁煙支援士
2.禁煙支援士 ※「中級」禁煙支援士ということがあります。

ということで、今回、講習会の受講やレポートなどの審査を経て、禁煙支援士に認定されたので報告します。

ゆいクリニックの看護スタッフも禁煙講習会を受講して、現在禁煙支援士に申請中です。

今回禁煙支援の症例レポートを提出したのですが、主に妊婦さんの禁煙治療経過について報告しました。中には妊娠前に禁煙治療を希望されて受診し、その後妊娠された方もいました。
あらためて禁煙治療を受けた方の経過を見直してみて、途中で受診されなくなる方が結構いるようなので、外来フォローについてもっとサポートが必要だと認識できました。

当院では妊婦さんとそのパートナーさんに禁煙を勧める際に禁煙外来受診を勧めることが多いですが(自力で禁煙できる人は良いのですが、なかなかそれは難しいので、もし禁煙できないなら薬をいったん使ってでも積極的に禁煙することで結局身体は害のあるたばこの煙にさらされなくてすむと言うことで治療をおすすめしています)、それだけではなく、妊婦ではない近所の人やわざわざ禁煙外来を希望して受診される方も結構います。
男性が一人で産婦人科に来院するのは勇気がいるかとは思いますが、禁煙外来や予防接種に関しては時々成人男性も受診されています。
私としては大人の男性患者さんに応対することがほとんど無いのですが、こと禁煙外来や予防接種(風疹麻疹ワクチンなど)に関しては大人の男性でもOKというところです。

禁煙支援士という肩書きで、中身は特に変わったわけではないですが、今後もしっかりと禁煙サポートをしていきたいと思います。




  
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Posted by 島袋 史 at 01:19Comments(0)禁煙日記診療

2014年04月09日

男か女か ~赤ちゃんの性別

妊婦健診で超音波検査をすると、よく赤ちゃんの性別をきかれます。
「あの~、どっちでしょうか」
とか。

超音波検査で性別を間違えることは20週以降まれです。
また、性別を超音波検査で診断するのに適しているのは20~30週くらいかなと思っています。
赤ちゃんが小さすぎると見間違えることがあるし、大きくなると赤ちゃんの向きで見えにくくなります。
私は診察の時、超音波ではっきり性別がみえても、なるべく断定しては言わないようにしています。
というのは、どちらかの性別を期待して万が一間違った場合に親ががっかりしてしまうと赤ちゃんに申し訳ないからです。
ほとんど間違わないとは思いますが、本当はどっちでもいいと思っていたのに、男か女かと聞いて、その性別を期待して、生まれてきたときに違う性別をいわれて、お父さんお母さんががっかりしてしまうと、赤ちゃんに申し訳ないです。

それと、超音波で性別をききながら、できれば男の子が、とか女の子がほしいと言われる方がいます。
でも、赤ちゃんは受精したときから性別はもう決まっているので、男か女か期待してしまう気持ちも分からないでもないけど、それは心の中にしまっておいて、口に出さない方が良いかなと思っています。
というのは赤ちゃんはちゃんと、お母さんやまわりのいうことを聞いているからです。
赤ちゃんは自分の性別を否定されてしまったら悲しい気持ちになると思います。
特にお母さんにはそのままの自分を受け入れてもらいたいと赤ちゃんは思っていると思います。
だから、お母さんはもしかしたら心の中でがっかりしてしまうことがあったとしても、口には出さないで赤ちゃんを受け入れてあげてほしいと思います。

かくいう私も第3子を妊娠しているときに、超音波をみていて、もしかして男の子かもと思った時にちょっぴりがっかりしてしまったのでした。
というのは上の二人は女の子で、男の子の育児は経験が無かったからです。
女の子は、同性だし子育ても男の子よりやりやすい。男の子は大変、というイメージがありました。
もちろんどっちでもいいという状況では、そこまで強いこだわりはなかったので、私のがっかりの気持ちの強さは大したことはなかったですが。

どうしても跡継ぎで男の子を産まないといけないとか、男の子ばっかりで女の子をぜひ育てたいとかいろんな思い、事情があったりすることもあるかもしれません。
でも赤ちゃんはそれぞれ自分の性も状況も選んでこの世にくるとともに、世の中をよくするためにいろんな使命をもって生まれてくると思っています。
だからこそ子供がなるべくまっすぐに育つようにそのままの子どもを受け入れられるとよいなあと思います。

性別についてきかれたら、超音波でこんな風にみえますよと伝えつつも、超音波では決めつけずに生まれるまで少し楽しみにしていてくださいとお伝えするのはこんな理由からです。
でも、どうしても生まれる前に知っておきたいと思われる方には、何回でも超音波検査のたびに性別を聞いてくださいとお願いしています。
もし性別を確認しておきたいと思われる場合には、何回でもきいてくださいね。
でも、そのたんびにあんまり決めつけずに聞いてくださいねと話していますが。
男か女かどっちかききつつ、どっちでもいいからねと是非言ってあげてくださいね。

親には子どもの性別を受け入れてあげて欲しいので、私は産み分けをやっていません。
色んな方法があって、かなり可能性が高くなる人工受精の方法などもあるようですが、そうでなくても単純なもので排卵日の前後いつぐらいにセックスした方がよいとか、母親の食べ物など色々な説があるようです。迷信ではと思われるような説もありますよね。
産み分けをしたいんですけどと相談されることが時々あります。
でも、産み分けをすると言うことはその努力が大きければ大きいほど、期待した性別でない場合のがっかりの度合いは大きいのではないかと思います。だから、私は産み分けはやっていませんよと説明しています。
お母さんにはできるだけそのままの赤ちゃんを受け入れて欲しいので、産み分けには反対なのですと説明させてもらっています。
もちろん、家の事情でどうしても男の子が欲しいという方もいるかもしれません。
でも、もしも親が期待した性別と違う性別で生まれてくる場合には、その子がそういう人生を選んで来たという事だと思います。
子どもは自分の性別も含めて色んな事を選んで生まれてくると私は考えます。そしてその子どもの持っている人生のやるべきことにできるだけまっすぐに向かっていけるようにサポートするためには、まずそのままの子どもを認めてあげられると良いなあと思います。

以上性別にまつわることを書いてみました。

赤ちゃんは性別や色んな状況を選んで生まれてくる、そんなことを知ると妊娠中や育児がとっても楽しくなります。
おなかの赤ちゃんへの話しかけはとっても大切です。

本を紹介しますね。

ママのおなかをえらんだわけは・・・。 池川 明


さまざまな「胎内記憶」からわかってきた温かく豊かな命の世界

胎内記憶の言葉絵本。おなかにいたときの記憶、宿る前の記憶、前世の記憶、障がいを選んだ記憶、
流産などからわかってきた命の神秘。

◆ 著者について
池川 明(いけがわあきら)
1954年東京都生まれ。帝京大学医学部大学院卒。医学博士。上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、1989年に
池川クリニックを開設。胎内記憶・誕生記憶について研究を進める産婦人科医としてマスコミ等に取り上げら
れることが多く、講演などにも活躍中。母と子の立場に立った医療を目指している。著書多数。


ママのおなかをえらんできたよ。 池川 明



子どもは親を選んで生まれてくる 池川 明



内容紹介

産婦人科医の著者が、子供たちの胎内記憶の証言を通して、現在
の出産方法や子育てへの警告を発しながら、いのちの神秘さ、素晴らしさ、これ
からの胎教と楽しいお産、楽しい子育てのあり方を語っています。また、流産
や死産にも大きな意味あり生命が宿ることは神聖な受胎であり、この世に生を受
けることは、単に肉体が生まれるだけではなく自らの魂を向上させるための、大
きな意志をもった生であるいうことを、メッセージにして送っています。


出版社からのコメント

お母さんの胎内にいたころの記憶や、生まれる前の記憶を覚えて
いる子どもたちは、じつは意外にたくさんいます。そして興味深いのは、子ども
たちは「自分で親を選んで生まれてきている」ということ。たとえ病気や事故、
虐待など困難な人生であってもまた流産や死産で無事に生まれることが叶わな
かったとしてもそうなることを知りつつ、それでも子どもたちはどうしてもお母
さんに会いたくて、必死で生まれてくるというのです。産婦人科医の著者が調査
した、胎内記憶や誕生記憶、過去生の記憶、一度死んで生まれ変わるまでの中間
生の記憶など母子の証言から胎児~新生児の心の世界が見えてきます。また胎児
のいのちのも生まれてからのいのちも同じ尊さをもったいのちであることを真摯
に受けとめられる書です。

  
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Posted by 島袋 史 at 17:45Comments(0)診療

2014年04月09日

身体感覚講座 in沖縄

今日は身体感覚講座のご紹介です。 ゆいクリニックで今までにクラニオの講座を開催してくれたことのある、斉藤さん主催の沖縄での講座です。興味のある方は参加してみてくださいね。


人と関わること、
創作活動をしていくこと
身体に触れること

そのときに、私は相手にとって心地よい存在になっているだろうか
身体からのサインをキャッチできているだろうか
自分のありようが仕事場や家庭にどれだけ影響を与えているだろう・・・。
必要なときにさっと手が出るような身体と感性はどう磨いていくのか?  
自分の身体が自然体にもどってくると、おのずから場の空間も空気がかわります。 
それを体感していきましょう。 

【日時】2014年5月31日(土)6月1日(日)13時~21時の二日間  
触診ができる手、相手を感じ取る感性、ぶれない軸、懐を深める、地に足がつくとはどういうことか。
いくつものワークを通じて、自らの身体でつかんでいく贅沢な二日間。
【講師】講師:松田恵美子先生。インド古典派のヨーガ行法に基づいた進行で、
からだの自然に添って無理なく瞑想の状態が起こるよう組み立てられた「心の眼を養う」プログラム。
http://uminoie.shop-pro.jp/?pid=39795550

【会場】あやかりの杜
http://www.ayakari.jp/site/view/index.jsp 
    沖縄県中頭郡北中城村字喜舍場1214番地 TEL:098-983-8060
  飛行機でいらっしゃるかたは こちらのアクセスをご参照ください。
  http://www.costavista.jp/access/index.html

【参加費】25000円 
二日間通しの講座内容ですが、
一日のみの参加も可能です。(どちらの日でも可 参加費15000円)
    

【宿泊ご希望のかたへ】会場より徒歩5分ホテル コスタビスタがおすすめです。。
(ネット早割があるのでお早めに)http://www.costavista.jp/ 
(東京方面から参加のかた、数人集まればツインやトリプルなど安く予約トライしてみたいと思ってます!)

【申込み】
お名前、ご職業、所属、連絡先(携帯電話)メールアドレス、何でいらっしゃるかを明記の上 umi@umi.lar.jp へお申込みください。

【定員】先着14名 (4/5時点残席8)

【主催】 Umiのいえ 齋藤麻紀子 

詳細 こちら
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Posted by 島袋 史 at 09:47Comments(0)催し物

2014年04月01日

性教育講演会に行ってきました~おちんちんのえほん

村瀬先生は、性教育は今は路地裏教育でしかない、まともな教育がされていないとおっしゃっていましたが、先生のお話を伺って、改めて性教育の大切さを実感した一日でした。

そして先生のお話に触発されて、うちの男の子たち(6歳、4歳)に「おちんちんのえほん」を読み聞かせてみました。
おちんちんのえほん  やまもと なおひで (著), さとう まきこ (イラスト)


この絵本は以前にも何度も読んでいたつもりでしたが、子供たちに読み聞かせてみて改めて勉強になりました。
4歳の次男は気に入って何度も読んでといってきます(次男は同じ本を少なくとも3,4回は読みたがります。もっとかも)

長男は自分でお風呂では体を洗ったりしていますが、私が一緒に入るときは時々おちんちんまで洗ってあげたりしていました。
でも、えほんではおちんちんはプライベートゾーン(じぶんしかみちゃいけないところ)だから自分で洗ったほうがいいよ。
特におちんちんは、さきっぽのひふをしたにおろして、おゆをかけて、やさしくあらおう。と書かれていて、反省しました。
長男だけでなく、次男にもこれからはおちんちんは自分で洗おうねと絵本を読みながら話しました。

絵本では、おちんちん(女の子はむねも)はプライベートゾーンで他人には見せたり、触らせてはいけないと教えてくれていて、うんちやおしっこがついたパンツはお風呂で下洗いしようねと教えてくれています。
また知らない大人にプライベートゾーンをみせたり、見せられたりしないように、とも教えてくれています。
また、おちんちんの近くにあるせいそうでは、ちゅうがくせいくらいになったら「せいし」という「いのちのもと」がつくられて、これが女の人の「らんし」とくっつくとあかちゃんになるんだよと教えてくれています。
また、いのちはとても大切な存在で、たくさんの祝福のもとに生まれてきたのだということも教えてくれています。
短い絵本ですが、小さな子供にも分かりやすく、とってもよい絵本でした。

また、性交について、子供にわかりやすく伝えてくれる絵本には、
ぼくどこからきたの? [大型本]
ピーター メイル (著), アーサー・ロビンス (イラスト), Peter Mayle (原著), たにかわ しゅんたろう (翻訳)


上記の絵本はもう少し大きい子向けかもしれませんが、とてもよいです。
私は小学校5年生くらいの時に両親からプレゼントされて、性交や妊娠の仕組みについて知りました。意外と知らないものです。
両親からきちんとこういう絵本をプレゼントしてもらえてとっても感謝しています。

男の子が生まれた時には女の子しか育てた経験がなかったので、思春期のおっさんくさい男の子を想像してちょっと気持ち的に大変だなとか思ってしまったりした瞬間もありましたが、今は男の子もかわいくて育児も楽しいとおもえています。
でも、性教育まだ手を付けていなかったなと反省して、今回よい機会になりました。
ただ、男の子の性教育、育児は男の人のかかわりも重要とのことで、うちのちびたちの性教育はお父さんにも頑張ってもらいたいなと期待しています。
性教育は早すぎるということはないので、どんどんこういう絵本を通して子供たちとかかわっていきたいと思います。  
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Posted by 島袋 史 at 19:14Comments(0)日記勉強会報告性教育

2014年04月01日

性教育講演会に行ってきました。講義の内容紹介

3/29沖縄国際大学で行われた性教育講演会に行ってきました。
土曜日の午後で外来が長引いたら行けないかなと思っていましたが、幸いスムースに外来が終わって、途中からでしたが、村瀬先生の講演に間に合いました。講演会自体は18時過ぎまで行われる予定でしたが、朝からずっと子どもたちをお父さんに任せっきりだったので、夕方早めに帰ってきました。

村瀬幸浩先生は高校時代の保健の先生で、講義が終わった後に挨拶をさせてもらいました。
そうしたら、先生は私の顔をみてすぐに、
「あっ、君は和光の生徒だったよね。」
と言ってくれて、覚えていてくれたことに感激すると共に驚きました。
というのは担任でもなく、ただ、保健の授業を受けただけだったので。
また本を読んでばかりで、あまり目立たない生徒だった私をよく覚えているなあと感心しました。
学校の先生ってすごいですね。
高校時代も性教育には興味を持っていたので、他の保健の先生のお誘いで、高校生というマイナーな雑誌の性教育に関する高校生座談会という企画に参加したことがあります。
和光での性教育はすばらしくて、私自身はそこで自分の性を大切にすることを学びました。でも、学校での学びがすぐに実践には結びつかず、自分自身いまだに性のことをまだまだわかっていないと思うことはたくさんあります。
でも、中学高校と性の事を学ぶことで、セックスを軽くは考えられないと思うようにはなりました。

性教育には興味をもって学んできましたが奥が深いです。
以前子どもの小学校で性教育について講義をする機会をもったことがありますが、その講義がきっかけで性教育関連の本は30冊くらい集めました。でもまだまだわかっていないなあと思います。

講演会では村瀬先生のお話をきいて、男の子の性教育がなおざりにされている問題をきいて、あらためて、子どもたちの性教育をしっかりしなければと思いました。
子ども向けの性教育の絵本もあるので、子どもたちに読み聞かせてあげようと思います。
うちの男の子たちはまだ思春期までは時間がありますが、小さいうちでも知っておくと良いことが多いなあと思います。次女は思春期まっただ中で、彼女は本を読んだり、今までも色々な講演会に連れて行ったり参加させたりしているので、性教育についてはもう大丈夫かなと思っていますが、知識と実践は違うので、親の働きかけは続けていきたいと思っています。

講演で、幼児の性器いじりや子どもの興味本位での友達の性器に触れたりすることについて社会が寛容ではなく、子どもの行動に親が騒いで子どもが幼稚園にいられなくなってしまう(将来の変質者だとか、性犯罪者かのように扱ってしまう)という事例があるそうです。
親の教育が必要というように先生はおっしゃっていました。
というのは子どもの性器いじりや他人の性器に興味を持ってさわったりすると言うのは時期が過ぎれば無くなっていくことなのだそうです。
いわゆるマスターベーションは思春期にありますが、思春期の時期もいつか過ぎ去ります。その後の成年期、更年期とそういった性の様々なステージでそこで、大変な思いがずっと続くかのようで終わりが見えないと辛いときもありますが、人生のステージとしてみていき、一時的なものだと分かっていれば楽になります。
マスターベーションにしても、男の子の悩みは深いようで、自分の性についてうまく向き合うことを思春期のマスターベーションで覚えられるとよいとのことでした。
マスターベーションという言葉は自慰というようにも言われたりしますが、自分の性欲と向き合うのでセルフプレジャーという名称が適当ではないか、そして、セルフプレジャーを通して、自分の性欲をコントロールすることを覚える。
パートナーとのセックスは相手とのコミュニケーションであって、自分の性欲を単に満たすのであればセルフプレジャーでよいのではないかというお話をきいて、なるほどと思いました。
そのあたりではセックス=自分の性欲を満たす行為を思っていたけど、確かにそうではないのかもしれないなあと思います。
セックスを通してのコミュニケーション、パートナーシップというお話でも村瀬先生は本を書いていらっしゃいますが、その辺りはまだまだ奥が深くて、私ももっと学ばないといけないなあと思います。

まだまだ話は続くのですが、続きは別にまたアップします。
実はこの倍くらい書いたのですが、登録できない単語があるとのことで消えてしまいました。
後日再トライします。今度はワードにして保存しておきます。今てぃーだのほうに問い合わせしています。




  
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Posted by 島袋 史 at 17:50Comments(0)日記勉強会報告性教育
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