ゆいクリニック院長日記

今、妊婦健診の際に、妊娠初期に一回公費で子宮がん検診が受けられるようになっています。
ゆいクリニックが開院してから数人、妊娠初期の子宮がん検診で異常がみつかった方がいました。
そのうち二人は妊娠中でなければ手術が必要な異常の方でした。妊娠中は手術をしないで経過を見て、出産後に手術を検討していくことになるのですが、一人の方は妊娠していなければ子宮がん検診をうけることなどまったく考えていなかったといわれていました。赤ちゃんが来てくれて、がん（正確には高度異形成といってがんの前段階の状態ですが）を見つけることができて本当によかったねー、と思いました。
煙草も赤ちゃんのために頑張ってやめています。妊娠がなくて、このまま煙草を吸い続けて検診を受けていなければ、進行した癌になって初めて異常に気付いたかもしれません。
本当にここで見つかってよかったです。
ヒトパピローマウィルスに感染していると癌になる可能性が高いこともわかっています。
感染の有無はまだ保険診療になっていませんが、感染していない人は数年に一回、感染している人は半年から1年に一回調べて、異常がある人は3か月ごとに検査をしていくことが勧められています。
是非皆さんも子宮がん検診を受けましょう。
特に煙草を吸っている人はリスクが高いです。ぜひ早めに禁煙をして、がん検診をしっかりと受けることをお勧めします。