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2017年05月04日

玄米食の勧め 玄米の食べ方

先日山田豊文先生の本を紹介しましたが、またまた山田先生の本の紹介です。
「細胞から元気になる食事」 新潮文庫 

玄米食の勧め 玄米の食べ方

先日紹介した本よりかなり古いですが、文庫で読みやすいです。
玄米の良さがわかりやすく書いてあります。
また発芽玄米を皆さんに勧めていましたが、山田先生は、催芽(発芽直前)の玄米をお勧めしています。

玄米にはたくさんの栄養が有り、すばらしいのですが、欠点があります。
それは、「フィチン酸」と呼ばれる物質の存在です。
フィチン酸は玄米に豊富に含まれるミネラルと結びついており、消化、吸収がされにくい形で存在します。そのため、玄米を食べていてもミネラルが吸収されないことになります。
又、フィチン酸がミネラルの吸収障害を起こして、玄米を食べて貧血になってしまったという人もいたりします。
しかし、玄米が発芽するとミネラルとフィチン酸の結合が切り離されるため、玄米中のミネラルの吸収がきわめて良くなります。さらに発芽を通してフィチン酸も利用しやすい形になり、強力な抗酸化作用を発揮することが確かめられています。

米は発芽して生長しすぎると今度はそちらに栄養素を使われてしまうため、発芽直前の催芽状態の米を食べれば、玄米の欠点をカバーしながら栄養素を最大限に利用出来るのです。

玄米を発芽(催芽)させるためには、水につけておくだけでOKです。発芽玄米はとっても高くてなかなか気軽に使えないですが、水につけるだけで栄養豊富な食材となるので、ちょっとの手間はおしまずに、是非玄米を食べてみましょう。


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Posted by 島袋 史 at 07:59│Comments(0)本の紹介栄養
 
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