2015年04月28日
レキオ投稿記事「更年期について。」
レキオクリニックに私の記事が投稿されました。今回は更年期について、イライラやほてりなどのお話をしています。
記事は患者さんからの質問に答える形で掲載されました。
以下記事の内容と記事のファイルです。
島袋史 プロフィール
1995年 琉球大学医学部卒業 1996年から県内病院にて研修開始。2005年から浦添総合病院産婦人科勤務 2011年11月に沖縄市出身の小児科医の夫と共にゆいクリニックを開院。自然なお産や母乳育児サポート、様々な女性の悩みに寄り添った診療を目指しています。
問い
最近からだがだるく、何かとイライラしてしまいます。突然身体がほてって、汗をかくこともたびたびあります。更年期障害の症状でしょうか?治療法はありますか?又、せいかつの中で心がけることがあったら教えて下さい。
更年期障害とは、50歳前後の閉経期に女性ホルモンであるエストロゲンが低下することによりおこります。
ほてり感やのぼせなどは典型的な更年期障害の症状です。他にも様々な症状がおこります。
治療方法は、漢方薬治療や女性ホルモン補充療法などがあります。軽い不調であれば、まずは生活改善をお勧めします。
閉経後は骨粗鬆症のリスクが増すため、タンパク質、カルシウムなどのミネラル成分、ビタミンなどの栄養をしっかりと取る必要があります。
お勧めの食品は、大豆と煮干しです。大豆には女性ホルモン作用のあるイソフラボンがふくまれている上、良質のタンパク質を摂取することが出来ます。煮干しは粉々にして、頭から内臓まで様々な料理に入れて食べることで、栄養が摂れます。さらに食事で十分に補えない場合には、サプリメントの活用も有用です。ウォーキングのように手軽にできる運動をすることで骨の強化につながります。
又、良質な睡眠も大切です。このような生活改善を試みても、急激なホルモン低下による症状には、薬をつかった治療が必要な場合もあります。漢方薬は、自分の身体にもともとそなわっている自然治癒力をサポートするような形で症状改善をたすけてくれます。又、女性ホルモンは、更年期障害の原因を解消するため、時に劇的な効果が期待できます。毎日雲がかかったような生活からいっきに雲が晴れたといわれる方もいます。
女性ホルモンの薬は副作用が心配だといわれる方もいますが、もともと自分の身体にあったホルモンを補う治療方法で心配は要りません。
更年期は皆、通るものだからと我慢せずに、生活改善でもよくならない場合には気軽に婦人科で相談してみて下さい。
記事は患者さんからの質問に答える形で掲載されました。
以下記事の内容と記事のファイルです。
島袋史 プロフィール
1995年 琉球大学医学部卒業 1996年から県内病院にて研修開始。2005年から浦添総合病院産婦人科勤務 2011年11月に沖縄市出身の小児科医の夫と共にゆいクリニックを開院。自然なお産や母乳育児サポート、様々な女性の悩みに寄り添った診療を目指しています。
問い
最近からだがだるく、何かとイライラしてしまいます。突然身体がほてって、汗をかくこともたびたびあります。更年期障害の症状でしょうか?治療法はありますか?又、せいかつの中で心がけることがあったら教えて下さい。
更年期障害とは、50歳前後の閉経期に女性ホルモンであるエストロゲンが低下することによりおこります。
ほてり感やのぼせなどは典型的な更年期障害の症状です。他にも様々な症状がおこります。
治療方法は、漢方薬治療や女性ホルモン補充療法などがあります。軽い不調であれば、まずは生活改善をお勧めします。
閉経後は骨粗鬆症のリスクが増すため、タンパク質、カルシウムなどのミネラル成分、ビタミンなどの栄養をしっかりと取る必要があります。
お勧めの食品は、大豆と煮干しです。大豆には女性ホルモン作用のあるイソフラボンがふくまれている上、良質のタンパク質を摂取することが出来ます。煮干しは粉々にして、頭から内臓まで様々な料理に入れて食べることで、栄養が摂れます。さらに食事で十分に補えない場合には、サプリメントの活用も有用です。ウォーキングのように手軽にできる運動をすることで骨の強化につながります。
又、良質な睡眠も大切です。このような生活改善を試みても、急激なホルモン低下による症状には、薬をつかった治療が必要な場合もあります。漢方薬は、自分の身体にもともとそなわっている自然治癒力をサポートするような形で症状改善をたすけてくれます。又、女性ホルモンは、更年期障害の原因を解消するため、時に劇的な効果が期待できます。毎日雲がかかったような生活からいっきに雲が晴れたといわれる方もいます。
女性ホルモンの薬は副作用が心配だといわれる方もいますが、もともと自分の身体にあったホルモンを補う治療方法で心配は要りません。
更年期は皆、通るものだからと我慢せずに、生活改善でもよくならない場合には気軽に婦人科で相談してみて下さい。
Posted by 島袋 史 at 01:52│Comments(0)
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