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2013年05月30日

スタッフ研修会=食の安全について

5/28はスタッフ研修会がありました。

講師は幸地貞子先生 食の安全について講義をしてくださいました。

講師紹介
<幸地貞子先生プロフィール>
長年高校教師として活躍されながら農家との交流を行い、平成8年頃より、農業を通して“食”の現状を調査、県外県内の無農薬栽培の有機・農業の農家を視察、与論島、長崎、大分県綾町、京都府稲作農家、宮城県仙台市の稲作農家(無農薬栽培農家)等視察(仙台市の農家で稲刈り体験、平成9年より継続してその農家より米をグループで定期購入)、県内は南部・中部・北部・宮古島・八重山の有機農産物生産者との交流・視察などをされています。平成15年野菜ソムリエ(ジュニア)の資格取得、
平成18年統合予防指導士の資格取得(NPO法人予防医学国際セラピー協会)平成22年NPO法人予防医学国際セラピー協会理事 「沖縄農業研究会」会員 (事務所:琉球大学農学部内)、「農の会」会員 事務所:東京都

今回講義をお願いした経緯は、妊婦さんや赤ちゃんを育てるお母さんをお迎えするゆいクリニックでは食を大切にしたいと思ったので、スタッフ全員に食を大切にすることを知ってもらいたいと思ったからです。

妊娠してクリニックを訪れる妊婦さんに、赤ちゃんを育てるからには栄養のある物をしっかり食べてくださいとお願いすると、え~今までそんなこと知らなかったし、何もしていなかったと驚かれることがあります。妊娠まえからしっかりと栄養ある物を食べることが大切だと思いますが、それでも、妊娠をきっかけに食生活を見直すことができればよいなと思います。

たとえば、みんながよく使う電子レンジですが、野菜のビタミンの90%以上が壊れてしまうと言うデータがあるそうです。
野菜を生で食べることはデトックスになるそうで、熱を加えるとビタミンが壊れることはみんなしっていると思いますが、電子レンジではその度合いが強いという事です。それに強い電磁波が発生することで健康への影響も心配です。
ゆいクリニックでは、電子レンジ機能は使わないと言うことでスチームオーブンを置いていたのですが、ときどき、患者さん家族の方が電子レンジで温めて欲しいという事があったり、時間がなかったりで、電子レンジ機能を使うことがあるとのことで、いったん置いたオーブンを撤去しました。
厨房のオーブンはガスを使っています。
電磁波の影響については問題ないという意見もありますが、生まれたての赤ちゃんを預かる場では、悪い可能性があるのであればそれを排除したいと考えます。

先生のお話の中で、地球の中で生きている私たちは、土から生まれたものが食べるべきものだということです。腐らないように人工的な物を添加している食品、10年たっても腐らないハンバーガーなど、食品添加物は体が消化できず、栄養にならないものなどを教えてもらいました。

細胞は30日で入れ替わる。そのために必要な栄養をとっていく。異物を出すために必要以上にエネルギーが必要なことがある。
細胞を入れ替えていけば、病気から健康を取り戻すことができる。
病気は何か不調を訴える体の手段なので、きちんと栄養をとるべきというメッセージと考えたらよい。

「身土不二」 (しんどふじ)食養運動のスローガン。「地元の旬の食品や伝統食が身体に良い。」という意味で、大正時代に「食養会」が創作した。地産地消を推奨することば。

先日カフェ がらまんじゃくで紹介された本を、幸地先生からも紹介受けました。
鈴木先生の講演会を昨年開催されたと言うことで、もともと英語で出版されて、世界中で翻訳されているとのことですが、日本語版は一部のみしか翻訳されていないと言うことでそちらの本は購入してクリニックに置きたいと思います。

オキナワ式食生活革命―沖縄プログラム [単行本]
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スタッフ研修会=食の安全について

牛乳について
牛乳は昔インドでは薬であった。牛乳のタンパク質カゼインは、消化が難しいタンパク質で、子どものうちは消化酵素を持っていなかったりする。現在の牛乳は牛に大量の抗生物質が投与されて、機械的に搾り取られて、その上、脂肪が分離しないように高速でかくはんすることでタンパクがとても細かくなり、そのまま血液に入りやすくなるため、アレルギーの原因になりやすくなる。

食品添加物の問題や色んな食品が安全でないということをきくと、では何を食べて良いのかと迷ってしまうかもしれない。
有害な物を全く取らないというわけにはいかないので、体に入った毒素はデトックス(体のおそうじ)をする必要がある。
半日のファスティング(断食)夜8時から朝の8時まで を繰り返すことでも簡単なデトックスになる。

人工的な食べ物、人間が手を加えて脂肪酸を変えてしまったり、人工甘味料などは安全ではない。
安心安全な食べ物はそれが自然な物なのかどうかを基準に考えると良い。
外食産業は食中毒が怖いので、必ず保存料が入っていると考えた方が良い。目の前で材料から調理される物が安全。

体のサイクル 12~20時=消化の時間(食事をとる。)、20時から4時=代謝の時間(十分な睡眠をとって、必要な血液循環が行くようにする)、4時から12時排泄の時間(固形物や消化に悪いものを取らないようにする、朝ご飯は野菜ジュースなどがよい)  それぞれのサイクルにあったことをする。

血液循環、栄養素、エネルギー循環、など全体のバランスが大切なので、栄養をとることと、運動をすることは全部セットで健康につながる。

酵素をとることもお勧めだが、販売されているものは生きていないので、手作りがお勧めということです。
スタッフは部活動として酵素づくりをしたいという人もいました。

スタッフからの質問で、生野菜を食べたほうがよいということだが、生野菜をたくさんとると体を冷やすからあまりとらないほうがいいという意見もありますが、どうでしょうか、という質問がでました。
幸地先生の意見は、体が健康であれば、生野菜を摂ったからといって体を冷やしすぎるということはないでしょう、ということでした。
体のバランスをよい状態に保つのが大切で、またいろんな意見があり、それに対して自分の体はどう反応するのかということを見極めていくのも大切ということでした。

これからもスタッフ一同健康について勉強していきたいと思います。

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