ゆいクリニック院長日記

９／２３　内山葉子先生講演会が無事に終わりました。来場してくれた方々､ありがとうございました。
又、実際に来場出来無かった方も､内山先生の著書を読むことで、内山先生の伝えてくださったパンと牛乳の問題点がよく分かると思います。

今回の講演会では会場がやや狭く､来場下さった方に御迷惑をおかけして大変申しわけありませんでした。
特に子連れで来場下さった方は子どもの声を気にしてあまりお話しが聞けなかったようで申しわけありませんでした。
次回講演会を開催するときには、子どもさんも一緒にゆっくり聞けるようなスペースを確保したいと思います。

また、講演会で頂いた質問などはまた後日にこのブログでご紹介します。

今回の講演会は主にパンと牛乳の問題点に絞っていましたが､基本的な栄養の事についても食物の根っこをたとえにして腸のしくみを説明して下さってわかりやすく説明して下さいました。

パンと牛乳は今すぐやめなさい! (3週間で体が生まれ変わる) 　内山 葉子著


アマゾンで食事療法で現在1位で、とっても売れています。
この本は､栄養について内山先生がたくさん伝えたい事がある中で､とりあえずパンと牛乳だけでもやめましょう。どうして身体に悪いのかと言うことがとってもわかりやすく書かれています。


以下講演会の概要をお伝えします。

講演会では、まずは9割の代謝は身体の中の常在微生物が行ってくれている。だから、遺伝子の影響よりも身体の環境の影響の方が大きく､農薬や保存料などの食品添加物、遺伝子組み換え食品などが腸内細菌に悪影響があると言うことを教えていただきました。

菓子パンや食パン､加工食品の小麦はほとんど遺伝子組み換えだと思った方が良い。遺伝子組み換えではないと表示して良いが、加工食品のタンパク質として検出されなければ表示義務はないとのことです。
輸入作物の半分以上は遺伝子組み換えと思った方が良い。
ここで遺伝子組み換え食品とは何かも説明。
無理矢理細胞に殺虫剤や除草剤を組み込んだもの。非自然な物。
遺伝子組み換えではサプリメントでトリプトファンで大きな健康被害がでたことで有名。

遺伝子組み換え食品（ＧＭＯ）で検索すると色んな説明がヒットしてくるので、是非遺伝子組み換えについては勉強して欲しいです。

遺伝子組み換え食品では、大豆､トウモロコシ､なたね油などがあります。
日本では少ないながらも遺伝子組み換え作物の生産が始まっているとのことです。いまのところは多くの国産の大豆やトウモロコシは遺伝子組み換えではないので、９０％遺伝子組み換えのアメリカ産大豆ではなく、国産大豆を選ぶようにした方が良いでしょう。

1990年代から遺伝子組み換え作物が増え始めて、それと自閉症の増加が相関関係があるというデータも示してくれました。

そもそも、モンサント社が自分のところの会社の作っているラウンドアップという除草剤で枯れない遺伝子組み換え作物を作り出したのが多くの遺伝子組み換えでシェアを占めていますが、ということは遺伝子組み換え作物はそのラウンドアップという除草剤が使われているという事です。
けれども、今はラウンドアップで枯れない雑草も増えてしまい､ラウンドアップよりも更に健康被害が懸念されるネオニコチノイド系の農薬を使わざるをえなくなっていたりするそうです。

小麦と牛乳の問題。
パンと牛乳の害を知らない人が多い。
この本を書いたことで反社会的にとらえられることもあるけれども､タイトルは過激ですが､別にパン屋さんや乳業会社にけんかを売りたいわけでもなく、事実を知ってもらいたいという事でした。

小麦は血糖値を急激に上げます。
小麦と牛乳の共通の害
モルヒネ様物質の問題があり、どちらも食べると幸せな気持ちになり、また食べたくなり､中毒になってしまう。
パンで中毒になるのだと認識すべきです。

誰もドラッグで幸せな気持ちになるからといって手を出さないですよね。法律で禁止されているかいないかではなく、身体に悪く中毒になるものだと認識するべきなんです。

牛乳の問題点
牛乳は甘い　乳糖が含まれているから。　日本人の７５％が乳糖不耐症であるというデータもある。
牛乳で腸内環境が悪化する。
乳がんの発症との関係も示唆されている。　ＩＧＦ－１が含まれており､IGF-1の血液中の濃度が高いほど、乳がん、前立腺がん、大腸がん、子宮がん、肺がんのリスクが高くなることが報告されていたりもする。

牛乳は健康食ではなく、アメリカではその認識が広まって牛乳の消費量が減ってきている。余った牛乳を日本やその他海外へ売りたかったりする。
スウェーデンの研究データでは、牛乳をたくさんのんでいる方が寿命が短く､骨折が多いというデータが出ていました。牛乳を飲んでも骨は丈夫にはならないのです。

ヨーグルトは発酵している分､牛乳よりもまだましですが､牛乳成分を使っているので､健康のためにわざわざ食べるほどのものではない。
ヨーグルトに含まれている乳酸菌は腸によい場合もあるかもしれないが､食べていて体調が良くなっていると感じているのでなければやめた方が良い。

パンの問題
トランス脂肪酸､化学調味料､アミノ酸の害､砂糖の害
糖化の問題がある。糖がくっつくことで働きを邪魔する。
加えて､ウィルスやカビは砂糖が大好き。白砂糖にはミネラルもビタミンも含まれていない。

脳の７～８割は脂肪で有り､どんな脂肪を食べもので食べるかはとても大切です。

人工甘味料の害
アスパルテーム

①アスパラギン酸、②フェニルアラニン、③メタノールの3つの化合物に分解されます。それらのうち危険視されている物質は、フェニルアラニンとメタノールになります。
体内で加水分解されて生じるメタノール（アスパルテーム摂取量の約10％）は、大量摂取にて死亡する可能性がある有害な化合物です。これはメタノールの代謝物（分解物）であるホルムアルデヒドおよびギ酸によるものと考えられています。
メタノールは、脳や各器官（目など）の血管内で発ガン性のあるホルムアルデヒドに変化し、次いでギ酸に変化します。また、これらが神経線維に蓄積して、パーキンソン病を発症させる原因になっているのではないかとも言われています。

スクラロース
比較的新しい。砂糖の数百倍の甘みをもつとのこと。

煮物に砂糖を入れなくて良いのかと聞かれることがありますが､砂糖をうまみと考えない方が良いです。

基本的には現代人は多くの人が砂糖中毒になっているので､腸内環境をよくするためにはいったん甘い物を完全にたったほうが良いです。
現代人には味覚障害の人がとても多いようです。

代替の甘みとしてはハチミツ､オリゴ糖、メープルシロップ（オーガニックがベター）、ラカンカやステビアなどが比較的安全ですが、ラカンカでも他の甘味料が混ざっていたり､オリゴ糖は甘みが少なかったりします。
砂糖と同じような甘さを求めると大量に使わないといけないので､砂糖中毒の人はいったん甘味料を使うのをやめて、甘い物をやめてから、中毒から脱したところで自然な甘さや食材そのものの味を感じられるようになると、砂糖を使わなくてもおいしいと感じることが出来るようになるそうです。

腐らないコンビニ弁当
食中毒を避けるためにたくさんの保存料､さらに味をつけるために化学調味料が使われている。
食中毒になったらお店が責められるが､コンビニ弁当を食べ続けて10年後に癌になってもだれもコンビニを訴えない。
化学調味料は神経毒だったりする。

まずは知ることが大切。
自分に選択権があることが大切で､食品表示を見るようにしてください。
原材料の多い順に書かれています。

外食では原材料を書く必要がないので､中国産がたくさん使われていると思った方が良い。
知らない間に貯まってしまっている身体の毒は、子どもにつけが来てしまう。

赤ちゃんに413種類の毒をしらべて200種類以上の毒が検出されたというデータもある。すでにずっと前に製造中止になったＰＣＢという毒も牽出されたりした。

自分の子どもや孫につけがまわってしまう。正しい食品を買って､遺伝子組み換え食品は買わないようにする。

出来るだけ無農薬の野菜や国産の野菜を選ぶようにする。

本当の食育とは食品が何から出来ているかを知ること
出来るだけ地元のものを使う。
日本人は日本由来の米油がお勧め。
人間はその土地の物を消化する能力が高いと考えられる。

お菓子も美味しいし時々は食べるけど、食べると調子が悪くなるので､本当にたまに食べる。

遺伝子組み換えは出来るだけ避けて。

葉野菜､タンパク質､ご飯をバランスよく食べる。
食べて調子が悪くなる物は避ける。

中型から小型の魚を捕る。　オーガニックは要注意､無農薬が良い。

小麦乳製品とらなくても食べるものはたくさんあります。


講演会のあった夜に、沖縄料理　民謡居酒屋　に内山先生と行ってきました。

内山先生はまた沖縄で講演会を開催して下さるそうなので､時間はもっとお子さん連れが参加しやすく､多くの人が参加出来るような会にしたいと思います。