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2017年02月19日

いのちの授業 講演会終わりました。

沖縄市 産婦人科 ゆいクリニック 院長 島袋 史(しまぶくろ ふみ)です。

昨日は、寺田恵子先生による「いのちの授業」でした。

寺田恵子先生はゆいクリニックの母乳育児の先生として、ゆいクリニック開院後何度もゆいクリニックに来て下さっています。
その寺田先生が指導して下さる、BSケアのセミナーの時に、次回はいのちの授業の講師として来て下さいと御願いして、今回実現したのでした。

私が寺田先生にいのちの授業をおねがいしたのは訳があります。
ゆいクリニックでは自然なお産や母乳育児をサポートするほかに、様々な女性のサポートとしての診療も行っています。

その診療の中には、望まない妊娠をして受診をされる方もいます。
また性感染症の治療や避妊を求める方もいます。

そういった診療に関わる中で、ひろく女性に性の事をしってもらう機会をもっと行っていかないといけないと感じていました。

そんな中、ゆいクリニックの母乳育児の先生である寺田先生は、性教育の一環としていのちの授業をされており、先生に沖縄での講演をおねがいした次第でした。

寺田先生は2004年、長崎県佐世保市の女児同級生殺害事件を機に、「赤ちゃんの誕生に携わるものとして、同じ年頃の子を持つ親として命の尊さを伝えたい」と講演活動を始められました。その講演は口コミで話題となり、テレビの全国番組で紹介されたことも何度もあります。
「命の始まりは0・2ミリの大きさから」「赤ちゃんは誰にも教わらず自分で工夫して産道から出てくる」-。分かりやすい言葉で生命の神秘を説明し、保護者に出産を思い出してもらったりもします。
産道は経腟分娩もあれば、帝王切開もあるのですとわかりやすく、人形を使って説明してくれます。

うんと小さな2ヶ月の赤ちゃんからおなかのなかで育った大きくなった赤ちゃんをもって並びました。
いのちの授業 講演会終わりました。

いのちの授業 講演会終わりました。


そして、お産劇や人形を使ったわかりやすい赤ちゃんの説明の後には、最後にワークがありました。

子どもたちや大人も自分が大切な存在だと確認できるワーク。

子どもたちには大人が触れあい、大人の授業ではお互いに触れあい、
「大きくなったねえ」 「よくがんばっているねえ」 「そのままでいいんだよ」と声を掛け合う。

いつもは表情のかたい子どもがすごく笑顔になっていた、親がきていない子どももスタッフが入って初対面なのにだっこされて温かみを感じてうれしかった、そんな素敵なワークでした。

言葉ではうまく表せませんが、寺田先生の本当に力を振り絞ったすばらしい授業を受けることができて、本当に有り難かったです。

寺田先生の気持ちをひきついで、ゆいクリニックの助産師や他にも一緒に講義をうけた沖縄の助産師が今後も性や生をたくさんの人に伝えるきっかけになったと思います。

寺田先生は本日も午前は助産師さんたちに、午後はゆいクリニックで出産されたお母さんとその小さな子ども達に授業をして下さいました。
詳細はこちらです。
http://yuiclinichappy.ti-da.net/e9059673.html

寺田先生のいのちの授業の著書は下記です。 クリニック受付でも販売しています。
母と子と家族のための いのちの授業

いのちの授業 講演会終わりました。


この学びの機会に感謝です。

寺田先生ありがとうございました。


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Posted by 島袋 史 at 07:24│Comments(0)勉強会報告性教育日記
 
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