ゆいクリニック院長日記

本日ダイエット講座が無事に終了しました。急遽開催を決定しましたが、たくさんの人に参加してもらえて本当によかったです。
14名に参加していただいて、12名からアンケートを書いていただき、回答してくださった皆様は大変良かったと感想をいただきました。

その中で何人かの方からいくつか質問や感想をご紹介します。

①授乳中でも少食や断食は可能ですか？という質問がありました。
答えは可能です。
ただし、もともと体力がない人が長期の断食を授乳中にするとそれこそ栄養不足になる可能性があるので、朝だけの断食や一日断食を週一回繰り返すなどの短期の断食がお勧めです。
また体調をみながら行うことが大切です。
妊娠中の断食については、いろいろと賛否両論ですが、授乳中に関しては全く問題ありません。
授乳中に少食にするのであれば、生の野菜や果物をしっかりたべて、体に酵素を補ってあげることが大切です。少量でしっかり栄養が摂れる腸内環境を整える努力が必要です。
体重減少を目的とした少食だとしたら、なおさら少ない量の食べる内容は吟味して食べる必要がありますが、授乳中といえども、たくさん食べすぎるのは体の負担になることは本日学んでいただけたかと思います。

授乳中に体重を落としたい人は､推奨されている2400kcalを摂らずに、栄養は摂りつつ総カロリーを減らす事で体重を落とすことができるかと思います。

②子供に玄米を食べさせて大丈夫か？
特に問題ありません。ただし、しっかりと噛むことをさせてください。

③少食の生活になると睡眠時間が短くなれると説明されていましたが、睡眠時間は短いほうがよいのでしょうか？
睡眠時間が短くて、たくさんやりたいことができて元気であればそれにこしたことはないと思います。
惰眠をむさぼるのは時間がもったいないと私は考えるので、短い睡眠時間で元気に働けるならそのほうが良いです。
7時間睡眠が推奨とされていますが、短い時間ですっきり起きることができて、バリバリ働けるならそのほうがよいと思います。
短い睡眠時間で寝足りないと感じたり、体がだるかったりしては良くないので、無理やり睡眠時間を削ることはお勧めしません。
少食になると自然と睡眠時間短くより元気でいられるようになるそうです。

④子供も少食がいいのでしょうか？
子供も本人の必要以上にたべさせても、腸に負担になるだけで、体にはよくないです。
ただし、少食にする場合には、食べる内容をさらに気を付けて、お菓子などで空腹を満たさずに栄養があるものを本人の負担がない範囲で食べさせることが大切だと思います。

感想より
「私が今まで作っていたごはんは、正直食べさせないほうがマシだったのかと落ち込みました。すぐに全部実践できるわけではないけれど気持ちをあらためて少し頑張ってみようと思いました。」
「とりあえず、噛みます！！　少食にしていきます。」

今回食べないほうがよい食品添加物についてとても強調したのでこのような感想になってしまったのだと思います。
ちょっと過激にお話をしすぎましたが、私自身無知で子供に良かれと思って牛乳も飲ましていたし、お肉が大好きで焼肉屋さんにも家族で出かけたりもしていました。
講師の私自身が、今はまだいろいろと体に良くないとわかりつつも美味しいものを食べたい気持ちもあり、食べたいものを食べたりすると、罪悪感の葛藤に中にいたりもします。
でも罪悪感を感じながら食べる方が食べ物に申し訳ないと思うので、食べるのであれば感謝してしっかりとよく噛んで自分の栄養になるように頂きたいと思います。
食べさせないほうが良い食品添加物はたくさんありますが、急に完璧にできるわけではないかとおもうので、できることから始めるのが大切だと思います。
まずは知ることからの第一歩となってもらえたらうれしいです。


ゆいクリニックのHPに、参考になるような小麦砂糖乳製品ぬきの献立とレシピ」が掲載されているので、ぜひ参考にしてください。

献立とレシピ　献立表をクリックすると献立の表が、料理の名前をクリックするとレシピと写真が見られます。
http://www.yuiclinic.com/e10252596.html

ドレッシング
http://www.yuiclinic.com/e10449366.html

感想
今の日本の学校給食では、牛乳、パンはあたりまえであり、それを親が拒むと、「なぜですか？」「どうして？」となります。知識を親（保護者）のほうが知っている現状で、保護者のほうがわかっていて、現場ではいろいろと問題になります。
うーん、色々と考えさせられる講座でした。

講座では情報が盛りだくさんで、参加者の方もそれぞれをもっと詳しく知りたいと思われたと思います。
講座をきっかけにまたいろいろと学んでもらいたいと思っていますのでよろしくお願いします。

以下は追加の質問と感想です。

質問：みりんや酒とかの調味料は使ってもいいのですか？

みりんや調味料に関してですが､砂糖をなるべく使わないということで、できるなら手作りがおすすめです。
ホームページに手作りのドレッシングやみりんの作り方がのっています。
でも、全て完璧にしようとうすると大変なので､できる範囲で、まずは簡単に砂糖が入っているお菓子などをやめることからでも大切だと思います。

1週間で例えば、月曜水曜金曜断食するとしたら準備食は必要なのですか？
隔日で断食をする場合､週に３回するのであれば、準備食と間の食事も回復食で少なめに。
週に３日間やるのであれば隔日で行うのではなく、連続して３日間行って復食をゆっくりと行う方がお勧めです。

復食時には、消化にやさしい食事と一緒に､ファスティングドリンクやすまし汁､寒天などもとる事がおすすめです。
ファスティングドリンクは、色々な種類が売られていますが、ゆいクリニックでは医師監修の医療機関専用ファスティングドリンクを受付にて販売していて､こちらをおすすめしています。
あまりお金をかけたくなければ､質問の月曜水曜金曜で1週間であればファスティングドリンクではなく、すまし汁や寒天断食でまったく問題ないかと思います。

感想：
バナナが悪いなんて！
バナナ、完全食かのように食べていました。

バナナは非常にカリウム豊富で栄養のある食べ物ですが､食べると血糖値を急激に上昇させるので､やせたいヒトや糖尿病の人は食べることを控えることがおすすめです。
スムージーにバナナを入れると血糖が急激に上がりすぎるので、スムージーにはバナナは入れないようにしましょう。（甘みをつけるためによくスムージーにはバナナを含めたレシピがあるので注意しましょう。）
私の弟は、脂肪肝と肥満を指摘されていますが､朝にバナナと市販の野菜ジュースを摂っていたのをやめただけで４，５ｋｇやせたそうです。（まだまだ太ってはいますが。）

今回は大変多くの情報をお伝えして、時間もオーバーして、少し処理しきれなかったり、もう少しそれぞれ詳しく聞きたいという意見もあったりしたので、今後は断食にしぼって講座開催しようと思います。

今週土曜日はコーヒーエネマの講習会があります。
また来月は妊婦さんのための栄養講座を開催予定です。
みなさんぜひご参加ください。