ゆいクリニック院長日記

森美智代先生に西式健康法と40分合掌行について教わりましたので報告します。

先日の講演会の前の午前中にゆいクリニックで森美智代先生に西式健康法と40分合掌行について教わりました。

西式健康法とは1927年に西勝造先生が創設した健康法で四大原則と六大法則が、基本をなします。
四大原則とは皮膚・栄養・四肢・精神の4つの因子を関連づけたもので、それらの因子が相互に緊密に影響しあうことで健康が作られているということです。
四大健康因子：精神：病は気からとも。栄養：暴飲暴食は避けましょう。四肢：身体の基礎、四肢。皮膚：健康な皮膚が大切。２つ習慣、４つの運動：２つの習慣とは平床寝台・硬枕利用を言い、４つの運動とは金魚運動・毛管運動・合掌合せき運動、背腹運動を言います。いずれも人の体が持つ自然本来の形を取り戻すための行動です。運動不足やバッグは常に左手で持つ、足を組む時はいつも同じ方向といった日常生活の中での小さな癖も、知らず知らずのうちに体にひずみを生じさせます。また時代と共に身の回りの電化製品はどんどん便利になっています。
その便利さが逆に人が持つ本来の力を減退させているとも言えます。そしてさらにストレス社会です。
西式健康法の六大法則は誰でも簡単にできる健康法です。体のゆがみを自然な形へ矯正し、血液循環を促進させ、全身をリフレッシュさせることができます。
合掌四十分行：手の五本の指を密着させて、掌を合わせ、左右各五本の指のうち、中指は少なくとも第二節まで、その他の指は第１節までを、互いに離れぬように密着させ、出来るだけ真直に、顔面の高さに合掌すること、連続四十分間。一生一回。●この行は、爪廓（そうかく）と手掌の毛細血管蹄係の捻転を整えて、その血液循環を最も完全にし、体内の新陳代謝作用を始め、生産機能全般の平衡を招来して、疾病を治す手掌を獲得せしめる。
●毎日五分間位の合掌は、その日の無病息災を保証するものである。
●食事毎に1分15秒以上の合掌行を実行すれば、体液は酸塩基の平衡状態となり、食物の中毒を防ぐことができる。

合掌が大切と言うことで､難しく書いてありますが､一生に一回でもこの40分合掌行を行うと癒やしの手を得ることができると言うことなのだそうです。

今回､森先生から金魚運動のコツとして､ふくらはぎ､仙骨､肩甲骨の３点で体を支える様なイメージで行うこと､かかとをピンと伸ばしてふくらはぎだけで足がつくようにすることというコツを教わって､金魚運動の動きが更にしっかりできるようになりました。



金魚運動でつま先をピンと立てています。

40分合掌行はみんな手が離せないので写真が無いですが、運動をならっているところをいくつか写真を頂いたのでご紹介します。



合掌合せき運動は手のひらと足の裏をしっかりあわせて行います。



私は森美智代先生の著書を読んで西式健康法の運動を始めて､今5ヶ月くらい立ちましたが､推奨の一日三回はできていませんが､毎日朝30分くらい体をうごかして汗をかくことで体が整ってきているのを感じています。

沖縄に西式健康法の指導者である玉那覇先生がいらっしゃるので色々と指導を受けられるのもありがたいです。
背腹運動は運動の要と言うことですが、なかなか難しくまだまだマスターしたとは言えませんが､続けることが大切だと思います。

平床寝台・硬枕利用も最初はなんでこんな硬い木枕できつい思いをしながら寝るのかと思っていましたが､今は首をしっかりとマッサージしながら寝ることで肩こりもなく､朝の寝覚めもスッキリです。
ふかふかの布団で軟らかくぐっすりと眠るというのが、素敵な眠りのイメージでしたが、今は硬い木の板の上で体をまっすぐにして首に木枕をあてて寝るのが気持ち良いです。腰痛も解消され､40肩も良くなりました。

毎日朝運動を始めるときにはちょっとおっくうなときもありますが、体をうごかすとスッキリします。
夕方仕事が終わってからは疲れて運動したくなかったりするので､朝運動しておくと、今日の運動ノルマは終わっていると気分もスッキリです。

西式健康法は今後もゆいクリニックで積極的に全ての方にお勧めしていきたい健康法です。