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2018年04月24日

森美智代先生講演会質問と回答

森美智代先生の講演会での質問とその回答をアップします。

講演会の質問と答え
答えは島袋史と森美智代先生が答えています。

質問:
朝食抜きの話がありましたが3食のうち抜くのは朝が良いのか。その理由とまた夕食、昼食抜きでも良いか。
島袋答え:絶食時間を15時間以上作ることで腸が休まります。そのため夕食抜きでも良いですが、夜は家族団らんだったり、会食などがあり、絶食が守れないことが多くなりがちなので、いつも食事を抜くのであれば朝食を抜くのがお勧めです。
朝食を抜いて夕食を20時までに食べ終わり、昼ご飯を12時に摂るとすると、15時間の絶食が可能になります。
森先生答え:午前中は排泄の時間で、その時に空腹にすると排便や排尿お能力がよくなります。
朝、塩分を取るとむくみが多くなります。

質問:龍体文字の「キユ」などの組み合わせは次の7月の本に詳しくあるか。
森先生答え:龍体文字の「キニ」は7月の本の中に出てきます。

質問:森先生は青汁の他にどのようなサプリを飲まれるか。空腹を感じるか。
森先生答え:エビオス、スピレン(スピルリナ)、ビタミンC(ローズピップ由来)、空腹はあまり感じないです。

質問:息子たちは白米が好きだが玄米に切り替えが必要か。
島袋答え:白米が好きな人は多いが、玄米も炊き方によってとても美味しく食べられます。玄米には白米と比べものにならないくらいたくさんの栄養が含まれているので、主食を玄米にすることがお勧めです。
お勧めの本:好きな物をくっても飲んでも一生太らず健康でいられる寝かせ玄米生活
森先生答え:子供は陽性体質で、玄米は食べにくいですが、なにか麦とか、豆とかを混ぜて食べやすくしてはどうかと思います。

質問:断食で体重が減る、やせるのが怖い、嫌です。大丈夫ですか。
島袋答え:島袋はもともとやせていましたが、下腹部はぽっこりとでていました。数ヶ月に一回断食して、毎日朝食を手作り野菜ジュース飲みにしてから体が軽くなり、体重も少し減りましたが、むしろ以前より元気になっています。単純にやせるかどうかではなく、体にしっかりと栄養が行き渡るように、栄養を摂っていけることが大切かと思います。
森先生答え:痩せるのが嫌な人は、少食・断食には向いていませんが、甘いものをやめるとかし好品をやめることからはじめると健康生活が送れると思います。

質問:お腹はすいてなく、食べないほうが体は楽なのですが食べないでいると、イライラを抑えられなく、どうすれば食べないでいられるでしょうか。
島袋答え:食べないでいるとイライラしてしまうのは、血糖のコントロールがうまくいっていない可能性があります。食べる内容を見直して、腸をよくしていくことが大切だと思います。イライラして砂糖が入った物や小麦が入った物をとると、一時的には血糖値が上がってイライラが抑えられるのですが、その後血糖が急激に下がって、余計にイライラしてしまったりすることがあります。食べるものを生のお野菜や果物をしっかりとって食物酵素を体に補ってあげることが大切です。
森先生答え:玄米をよく噛んで食べるとか、梅干しのタネを口に含んでいるとか、ときをわすれるくらい楽しいことをするとか、工夫するとよいです。

質問:甘酒やキムチ等の発酵食品を取っても大丈夫ですか。 
島袋答え:発酵食品を摂ることで、かえっておなかが張ってしまう人がいます。もし発酵食品をとって体調不良を感じるようであれば控えた方が良いでしょう。また市販品には化学調味料や人工甘味料などの体にあまり良くない成分が含まれていたりするので、成分表示や添加物はチェックするようにしましょう。
森先生答え:発酵食品の取りすぎは、おなかがはって、ひどい人では、めまいが起こって、気を失ったりすることもありました。何事もほどほどに、テレビなどで注目されていて、影響を受けている人が多いです。

子どもの食事に関する質問
①成長期の子供には不食、少食では栄養不足を感じるが何歳から可能ですか。
森先生答え:何歳からというのは難しいですが、大人と同じくらい食べれるようになったら、少食にしても大丈夫です。
②朝食抜きは4才から6才くらいの子供にも有効か。体調的に問題なし又は何歳くらいが対象となるか。
森先生答え:子供に無理強いすると、性格がゆがんでくるので、納得ができるようになったらしてください。
③子供に対しての食事の考え方を教えてください。(3食/日なのか。食事内容)
島袋答え:特に何歳からという事ではなく、一日3食をしっかり食べられるだけの体力ができたら(間食が必要ではなく、3食ですむようになったら)朝食抜きの一日2食が可能になります。また、朝食抜きで体に悪い物を避ける食事をして、子どもの体調をみながら無理強いしないことも大切です。あまり無理に勧めると子どもが反発してしまうこともあるので、本人が納得してできる年齢であることも大切だと思います。

質問:青汁の材料、サプリメントのお勧め製品を教えてください。
島袋答え:青汁でもお勧めなのは、できれは高温で乾燥したものでない、低温やフリーズドライ、また添加物の少ないものです。サプリメントも一般に流通しているものは粗悪品が多いので、医療機関で取り扱われているサプリメントがお勧めです。また、どの栄養素が足りないか、自分の状態を把握することでよりサプリメントの効果が期待出来ます。
森先生答え:食事を普通に食べている場合は特にサプリメントを必要としないです。
青汁は5種類以上の葉野菜根菜を入れるのが理想です。実のもの、花野菜は入れないで、1日200gの野菜を使って作るとよいです。レモンを入れてもいいです。リンゴは8分の1切れ、塩を一つまみ入れるとナトリウムとカリウムのバランスが良いです。ニンジンを入れる場合は、酸っぱいものを入れるとビタミンCの破壊が起こりません。作ってから30分以内で飲みましょう。

質問:おうち断食するにあたり禁忌の病気もあるのか。
森先生答え:胃潰瘍とか結核、潰瘍性大腸炎、クローン病、副腎皮質ホルモン剤、抗がん剤、糖尿病の薬などを服用している方はやめた方がいいでしょう。

質問:繊維の多いものや発酵食品はあまり食ない方がよいと言われているが最後の生涯の話では必要だと言われているのでは?
島袋答え:発酵食品や食物繊維は一般的に健康に良いと言われていますが、おなかにカビがいる人がとるとおなかが張ってしまったりします。また癌をわずらっている人も食物繊維は消化の負担になるので、食物繊維を取り除いたジュースを摂る方がお勧めです
お勧め本「おなかのカビが病気の原因だった」内山葉子著 マキノ出版
森先生答え:取りすぎるとおなかが張って、めまいがしたり、気絶したりするので、取りすぎには注意が必要です。
水溶性の食物繊維でも、よい影響をあたえるので、繊維を濾した青汁でも大丈夫です。生の野菜を取ることは、栄養だけでなく、ついさっきまで生きていた命のエネルギーを損なうことなく取り入れることなので、生命力をいただく命をいただくということで勧めています。

質問:断食療法をはじめるには肉食もずっとやめないといけないですか。発酵食品や生玄米食でないとだめですか。
島袋答え:肉を完全にやめないといけないわけではないですが、肉を食べることは腸の負担になります。肉を食べるときにはとっても良く噛んでしっかりと口の中でしっかりと食べ物がこなれたと感じてから飲み込むようにしましょう。
また断食をする前後には肉は避けて消化にやさしいおかゆや生野菜果物を中心にとることがお勧めです。
森先生答え:断食をするときには、菜食をしてから入るとやりやすいです。出来ないこともないですが、つらいかもしれません。

質問:80代の高齢の母が認知症で圧迫骨折それと3分の2胃切除で毎日の食事が大変です。今後の食事はどうしたらよいか。また薬はなにがよいか。
島袋答え:お勧めの食事は生菜食を中心に肉は避けて良く噛んで食べるようにすることがお勧めです。薬についてはお勧めの薬というのはコメントできませんが、痛み止めや胃酸分泌を抑える胃薬など、抗生物質はなるべく避けて(安易に風邪で抗生物質を摂らない)、自然なお手当を取り入れることがお勧めです。
森先生答え:認知症には甘いものが特にいけません。骨にも甘いものがいけません。やわらかい玄米の御粥や豆腐など、青汁もよいです。

質問:生食とはローフード生野菜を思い浮かべるが。
島袋答え:生食とは火を通さない食事です。食物には酵素とビタミンが含まれますが48度以上(60度以上という意見もあり)で加熱すると酵素活性を失い、ビタミンが壊れてしまいます。食物酵素をとって消化に負担をかけないためにも積極的に生食を取り入れることはお勧めです。
森先生答え:生菜食は、おしゃれっぽくないのか、ローフードと名前を変えているようです。

質問:断食が適さない人はいますか。乳癌手術の前後で抗がん剤治療をそいておりますが断食して良いですか。
島袋答え:断食が適さないというか、断食で体調不良になる人はいます。断食を行う場合には体調をみながら無理しないことも大切です。抗がん剤治療中に断食をすることでより病気の状態に改善がみられたという研究データの報告がありますが、体調をみながら行うことがお勧めです。生菜食を積極的に取り入れて酵素を摂ることはお勧めします。
森先生答え:抗がん剤を飲んでいる人などは、ストレスに弱いので、断食はオススメしません。

質問:鍼灸師の資格保持者ですが森鍼灸院の求人はあるか。
講演会での森美智代先生のお答え:受付スタッフはたくさんいるが、患者さんは森先生に診療をうけて針治療をうけたいと希望されるので、鍼灸師は森美智代先生お一人で全ての患者さんを診ています。そのため鍼灸師の求人は行っていません。

質問:普段運動(10kmランニング)している人も、少食で大丈夫ですか。
島袋答え:朝ご飯を抜くことで、朝食を食べた人よりも肉体労働でもよく働くことができたというお話しが紹介されています。現在一般的に言われている摂取カロリーよりももっと少ないカロリーでも食内容が生菜食を取り入れて、食品添加物や消化に負担のかかるようなジャンクフードを摂らなければ少ないカロリーでも十分重労働や運動も可能です。ただし、激しすぎる運動は活性酸素を発生させるので、運動後に非常に辛いと感じるようであれば運動量を適度にして気持ち良いと感じる程度にすることが健康のためにはお勧めです。
お勧め本:朝食を抜くと病気は治る 甲田光雄著 
森先生答え:オリンピックの選手でも少食の人はたくさんいます。自分の体を動かすランニングでは、少食でも大丈夫だと思います。

質問:腸内環境が悪いといわれており、ポリープが10個ぐらいあるが改善する方法はありますか。
島袋答え:腸により食事をとって生菜食を積極的に取り入れることで大腸ポリープは改善する可能性があると思われます。便通をよくして、生菜食を取り入れたり、裸療法をしたり、少食にするとよいです。

質問:産後の皮膚トラブル、ホルモンバランスを整えるための実践方法を教えていただきたい。
講演会での森美智代先生のお答え:生菜食を行って、食べ過ぎない食事をとることがお勧めです。
皮膚トラブルは腸の問題ですから、おかずを少なくして、ご飯の割合を昔のお弁当箱のようにするといいです。

質問:糖質カット食をして4ケ月経過していますが良くない点を教えてください。
森先生答え:骨や歯がボロボロになる。肝臓の負担が大きい。
島袋答え:現代人は糖質を取り過ぎているので、摂りすぎないようにすることはお勧めです。ただ、糖質を全てカットしてしまうのは栄養に偏りが起こり健康を害する可能性があります。玄米や豆を中心に食事の5割程度は炭水化物を摂ることがお勧めです。その際には精製していない、食物全体を摂ることがお勧めです。又、小麦や砂糖は腸に炎症を起こして、腸のカビを増やしてしまう可能性があります。小麦や砂糖は摂らないことがお勧めです。



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Posted by 島袋 史 at 05:24│Comments(0)勉強会報告栄養
 
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産婦人科ゆいクリニック http://www.yuiclinic.com/