質問:母乳をあげすぎのときは赤ちゃんがほしがっても制限したほうがいいのですか? 2018.10母乳育児妊婦クラス

島袋 史

2018年11月03日 10:45

質問:母乳をあげすぎのときは赤ちゃんがほしがっても制限したほうがいいのですか?

母乳をあげすぎかどうかというのはなかなか判断が難しかったりします。
単に体重がよく増えているというだけでは、赤ちゃんが飲み過ぎているとはいえないと思いますが、赤ちゃんが吐いたり、苦しそうにうなったりする場合には、飲み過ぎの可能性もあります。

授乳後に赤ちゃんが泣くと「まだ母乳が足りていないのではないか」と不安を感じるママは少なくありません。

そしておっぱいをさらにあげたり、ミルクを追加し足りして、泣けば授乳をくりかえし、赤ちゃんは与えられるままに飲み続け、飲み過ぎなので吐いてしまって、再び泣いておっぱいやミルクを与えられる…このようなことを繰り返してしまうと、飲み過ぎかもしれません。

このような状況を過飲症候群という名前で呼んだりすることもあります。

赤ちゃんが泣いている理由は「おなかがすいている」だけではありません。
もし赤ちゃんが苦しそうに顔を真っ赤にしてうなったり、よく吐いたり、お腹がパンパンに張っていたり、反り返ったり、飲んだ後に鼻づまりのように鼻をぐすぐすさせるようなら、飲み過ぎかもしれません。

赤ちゃんが泣いたときには、お腹がすいて泣いているのか、遊んで欲しいのか、眠たいのか、などちょっと様子を見てあげても良いかもしれませんん。

赤ちゃんはおっぱいやほ乳瓶が口に来ると飲み過ぎて苦しいにもかかわらず、さらに飲んでしまいます。そしてお腹が張って苦しいので、ぐっすりと眠れず、しょっちゅうぐずって落ち着かなくなったりします。

飲み過ぎているかもとかもしれないと思ったら、しっかりげっぷをさせてあげる、赤ちゃんを丸く抱っこしてあげたり、またうつ伏せにして腕に載せて背中をさすってあげる抱っこが落ち着くこともあります。

体重がすぐに計れなくても、赤ちゃんのお腹がパンパンでよくぐずるなら丸い抱っことげっぷをさせてあげましょう。

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