2016年10月23日
今年のチメロサール入りのインフルエンザ予防接種について
今年もゆいクリニックでのインフルエンザ予防接種が始まりました。
効果も含めて賛否両論のインフルエンザワクチンですが、ゆいクリニックでは昨年までは妊婦さんや乳幼児にはチメロサールフリーのインフルエンザワクチンを優先して行ってきました。
数日前にゆいクリニックのブログにアップしたように、今年はチメロサールフリーのインフルエンザワクチンは製造されないため、全てのインフルエンザワクチンがチメロサール入りになります。
ワクチンに含まれるほんのわずかなチメロサールという水銀を含んだ防腐剤は特に人体への悪影響はないという意見が大勢ですが、それでも乳幼児や妊婦への投与で、子どもの発達障害や自閉症との関連を心配する声もあります。
この場合、どちらが良いのでしょうか。
インフルエンザに罹患しても脳症を発症して後遺症を起こしたり、亡くなる方もいます。
また発達障害や自閉症の子どもたちを診ている先生方の中には、インフルエンザワクチン投与しない方が良いと主張する先生も居ます。
産婦人科学会では、次のように呼びかけを行っています。
チメロサールが有機水銀であるために、妊婦はチメロサールフリーを選択する傾向がありました。しかし、産婦人科診療ガイドライン産科編2014 CQ102の解説には、「チメロサールを含んでいる製剤もその濃度は0.004~0.008mg/mlと極少量であり、胎児への影響はないとされている。懸念されていた自閉症との関連は最近否定された。したがって、エチル水銀(チメロサール)含有ワクチンを妊婦に投与しても差し支えない。利用できる状況にあり、かつ妊婦が希望する場合にはチメロサールを含有していない製剤を接種するが、利用できない状況下(チメロサールを含有していない製剤入手まで時間がかかる)であり、かつ周囲でインフルエンザの流行がある場合にはエチル水銀(チメロサール)含有ワクチン接種を躊躇しない。」
ということで妊婦さんへのインフルエンザワクチン接種が推奨されています。
今のところ完全な結論が出ていない中、こういった情報をふまえて皆様に予防接種をうけるかどうか検討していただきたいと思います。
ゆいクリニックでは、インフルエンザワクチン以外のインフルエンザ予防方法も紹介しています。
インフルエンザワクチン接種との併用はもちろん可能です。
又、ビタミンDは現在ゆいクリニックではカプセルだけ取り扱っていますが、子どももとれる液体のビタミンDのサプリメントも今後取り扱いを行う予定です。
量が大人向けのため、子どもに与える場合には一滴落とした後に希釈が必要ですが、カプセルの飲めない小さな子どもでもとれる液体のサプリメントです。
基本の感染予防である、手洗いうがい、栄養摂取と腸内細菌を整えること、これらをしっかりとすることは最も大切だと思いますので、ぜひ体調を整えるようにされて下さい。
沖縄はまだまだ暑くて夏のようですが、これから冬になって空気が乾燥してくると風邪がはやってくると思います。
すでに周囲にインフルエンザに罹患したという声も聞かれたりします。
皆様体調管理に気をつけて、頑張りましょう!
効果も含めて賛否両論のインフルエンザワクチンですが、ゆいクリニックでは昨年までは妊婦さんや乳幼児にはチメロサールフリーのインフルエンザワクチンを優先して行ってきました。
数日前にゆいクリニックのブログにアップしたように、今年はチメロサールフリーのインフルエンザワクチンは製造されないため、全てのインフルエンザワクチンがチメロサール入りになります。
ワクチンに含まれるほんのわずかなチメロサールという水銀を含んだ防腐剤は特に人体への悪影響はないという意見が大勢ですが、それでも乳幼児や妊婦への投与で、子どもの発達障害や自閉症との関連を心配する声もあります。
この場合、どちらが良いのでしょうか。
インフルエンザに罹患しても脳症を発症して後遺症を起こしたり、亡くなる方もいます。
また発達障害や自閉症の子どもたちを診ている先生方の中には、インフルエンザワクチン投与しない方が良いと主張する先生も居ます。
産婦人科学会では、次のように呼びかけを行っています。
チメロサールが有機水銀であるために、妊婦はチメロサールフリーを選択する傾向がありました。しかし、産婦人科診療ガイドライン産科編2014 CQ102の解説には、「チメロサールを含んでいる製剤もその濃度は0.004~0.008mg/mlと極少量であり、胎児への影響はないとされている。懸念されていた自閉症との関連は最近否定された。したがって、エチル水銀(チメロサール)含有ワクチンを妊婦に投与しても差し支えない。利用できる状況にあり、かつ妊婦が希望する場合にはチメロサールを含有していない製剤を接種するが、利用できない状況下(チメロサールを含有していない製剤入手まで時間がかかる)であり、かつ周囲でインフルエンザの流行がある場合にはエチル水銀(チメロサール)含有ワクチン接種を躊躇しない。」
ということで妊婦さんへのインフルエンザワクチン接種が推奨されています。
今のところ完全な結論が出ていない中、こういった情報をふまえて皆様に予防接種をうけるかどうか検討していただきたいと思います。
ゆいクリニックでは、インフルエンザワクチン以外のインフルエンザ予防方法も紹介しています。
インフルエンザワクチン接種との併用はもちろん可能です。
又、ビタミンDは現在ゆいクリニックではカプセルだけ取り扱っていますが、子どももとれる液体のビタミンDのサプリメントも今後取り扱いを行う予定です。
量が大人向けのため、子どもに与える場合には一滴落とした後に希釈が必要ですが、カプセルの飲めない小さな子どもでもとれる液体のサプリメントです。
基本の感染予防である、手洗いうがい、栄養摂取と腸内細菌を整えること、これらをしっかりとすることは最も大切だと思いますので、ぜひ体調を整えるようにされて下さい。
沖縄はまだまだ暑くて夏のようですが、これから冬になって空気が乾燥してくると風邪がはやってくると思います。
すでに周囲にインフルエンザに罹患したという声も聞かれたりします。
皆様体調管理に気をつけて、頑張りましょう!