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2014年09月06日

琉球新報 南風 連載投稿記事掲載 第5回 防煙教育

先日、琉球新報 南風 連載投稿記事 5回目が掲載されました。

たばこは体に悪いと思ってもなかなかその強い依存性からやめられないものです。
だからまずはタバコを吸い始めないことが大切です。
子ども達にタバコは吸わない方が良いよということを伝えられることはとても大切だと思います。

掲載記事です。少し段落がうまく合わなくて、最終的に少し字数調整がありました。

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第5回 防煙教育
タバコの依存性はとても強く、一度中毒になってしまうとなかなか止めることができません。タバコのために学校に行けなくなってしまうケースもあるそうです。ある小学校6年生の女の子は家にあったタバコを吸うようになって、ニコチン中毒になってしまいました。修学旅行を目前にして、旅行の間タバコを吸えなくなるのが嫌だから修学旅行に行きたくないと言い出したそうです。幸い、その子はきちんと禁煙治療をうけて、無事に旅行に行くことができました。ただ、一度依存症になると、また再度喫煙してしまうというリスクを負います。ですから、中毒になる前に教育の力によって、ニコチン依存症になることを防ぐことがとても大切なのです。
家庭内に喫煙者がいると、子どもの喫煙経験が増えることが分かっています。さらに子どもの頃に興味本位で少しでもタバコを吸った経験があると、将来喫煙習慣がつきやすいということも分かっています。やはり家庭における喫煙は、子どもに大きな悪影響を与えています。逆に家庭内にタバコを持ち込まない、親が子どもにタバコの害を伝えるということは、子どもの喫煙を防ぐ第一歩と言えます。喫煙防止教育で大切なのは、タバコをやめることはとても難しい事なので、最初から吸わないことが大切、ということを伝えることです。タバコを吸う習慣がついてニコチン依存症になってしまった場合の大変さを伝えて、タバコを勧められても吸わないこと、ということを教えることで子どもたちの健康が守られると思います。小さな子どもには、「タバコいや!の絵本」(アーニ出版)のような絵本を読み聞かせるという方法もあります。タバコについての正しい知識を子どもたちに持たせることはとても大切な事です。是非、子どもたちとタバコについて話し合ってみましょう。

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Posted by 島袋 史 at 16:41│Comments(0)投稿記事
 
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