2014年07月28日
琉球新報 南風 連載投稿記事掲載 第2回 避妊について
先日、琉球新報 南風 連載投稿記事 2回目が掲載されました。
実はこの記事、もともとはちょっと違う記事だったんです。でもこれでは一般の人たちに、ゆいクリニックの院長大丈夫かと思われかねないという突込みがはいって、ちょっと違う記事になりました。
新聞掲載の記事とその前の原稿を紹介しますね。
まずは新聞掲載記事から。
(PDF: 289.96KB)
避妊について
私の知り合いには「できちゃった結婚」した人が結構たくさんいます。
かくいう私もその一人です。
そんな私ですが、今では避妊をしっかりするように皆様にお勧めしています。
今や結婚するカップルの四組に一組はできちゃった結婚で、さらに授かり婚やおめでた婚などと肯定的な呼ばれ方もされるようになっています。
晩婚化や少子化の問題が深刻な現代では、それを歓迎する声も少なくありません。
でも、未婚であれ既婚であれ、もしもその予定外の妊娠が望まない妊娠であったとすれば、必ずしも手放しでは喜べません。
もちろん、その結果がハッピーエンドなら良いのですが、予期しない妊娠から産めない選択をせざるを得なかったり、妊娠をきっかけに結婚したけど、うまくいかなかったり・・・そういう話は決して少なくありません。
だから、もしまだ子どもは欲しくないと考えているのであれば、ピルや子宮内避妊具など99%の避妊効果のある確実な避妊方法を選択するべきです。
避妊はコンドームだけという方が多いのですが、コンドームが破れたり外れたりして慌ててアフターピル(緊急避妊薬)の処方を受ける方もいます。
でも、アフターピルでは、継続して内服するピルより避妊効果はさがってしまいます。
コンドームだけの避妊だったら失敗率は最大15%もあります。膣外射精は避妊ではないので、1年間で最大85%の妊娠の可能性があります。
私の知人には、長期の不妊治療の末、体外受精で3人の子を授かった後に、43才にしてまさかの自然妊娠で出産をした人もいました。だから、絶対に妊娠しないということはないと思います。
私は産婦人科を開業した際に、子宮内避妊具を入れました。
私も3人目と4人目で不妊治療の経験がありますが、これ以上妊娠の予定は無いからです。
それで、もともとの記事は下記のようでしたが、だいぶ書き換えました。
特に、知り合いの産婦人科の先生は誰とは特定できないとは思いますが、本人の了解を得ていなかったので。
ちなみに、43歳でまさかの自然妊娠して44歳で出産した私の同級生には、エピソードを載せさせてとお願いしてOKもらっていました。
ということでボツになった記事は下記でした。
避妊について
私の知り合いの産婦人科医にはできちゃった結婚した人が結構たくさんいます。かくいう私もその一人です。そんな私でも、今では避妊をしっかりするように今ではみんなに勧めています。
できちゃった結婚でハッピーエンドならいいですが、予定外の妊娠で産めない選択をせざるを得なかったり、妊娠をきっかけに結婚したけど、その結婚がうまくいかなかったり。そんなことはたくさんあります。だから、子どもが欲しくなかったら、是非確実な避妊としてピルや子宮内避妊具を使用することをお勧めします。避妊はコンドームだけで、コンドームが破れたり外れたりしてあわててアフターピル(緊急避妊薬)をもらいに来る人もいたりします。アフターピルをもらいにくるならまだいい方で、膣外射精が避妊だと思っている人もいます。私の知人の中には、長いこと不妊治療して体外受精で3人の子を授かった後に、43才にしてまさかの自然妊娠をした人もいました。だから、絶対に妊娠しないということはないと思います。彼女は最後の帝王切開分娩の際に永久避妊の手術も受けたそうです。永久避妊の手術でも避妊効果は100%ではないですが、99.9%以上の効果があります。でも、コンドームだけの避妊だったら失敗率最大15%もあります。膣外射精は避妊方法には含まれないので、1年間で80%の妊娠の可能性があります。先輩の産婦人科医で産婦人科開業後に出産された女医さんがいますが、その先生はスーパーウーマンです。ご自身が出産した翌日に分娩があった際にも出産に立ち会われてお仕事されたのだそうです。私はとってもそんなまねはできないと思って、産婦人科を開業した際に、子宮内避妊具を入れました。私も3人目4人目はなかなか妊娠せず不妊治療しましたが、これ以上妊娠の予定は無いからです。
実はこの記事、もともとはちょっと違う記事だったんです。でもこれでは一般の人たちに、ゆいクリニックの院長大丈夫かと思われかねないという突込みがはいって、ちょっと違う記事になりました。
新聞掲載の記事とその前の原稿を紹介しますね。
まずは新聞掲載記事から。
(PDF: 289.96KB)
避妊について
私の知り合いには「できちゃった結婚」した人が結構たくさんいます。
かくいう私もその一人です。
そんな私ですが、今では避妊をしっかりするように皆様にお勧めしています。
今や結婚するカップルの四組に一組はできちゃった結婚で、さらに授かり婚やおめでた婚などと肯定的な呼ばれ方もされるようになっています。
晩婚化や少子化の問題が深刻な現代では、それを歓迎する声も少なくありません。
でも、未婚であれ既婚であれ、もしもその予定外の妊娠が望まない妊娠であったとすれば、必ずしも手放しでは喜べません。
もちろん、その結果がハッピーエンドなら良いのですが、予期しない妊娠から産めない選択をせざるを得なかったり、妊娠をきっかけに結婚したけど、うまくいかなかったり・・・そういう話は決して少なくありません。
だから、もしまだ子どもは欲しくないと考えているのであれば、ピルや子宮内避妊具など99%の避妊効果のある確実な避妊方法を選択するべきです。
避妊はコンドームだけという方が多いのですが、コンドームが破れたり外れたりして慌ててアフターピル(緊急避妊薬)の処方を受ける方もいます。
でも、アフターピルでは、継続して内服するピルより避妊効果はさがってしまいます。
コンドームだけの避妊だったら失敗率は最大15%もあります。膣外射精は避妊ではないので、1年間で最大85%の妊娠の可能性があります。
私の知人には、長期の不妊治療の末、体外受精で3人の子を授かった後に、43才にしてまさかの自然妊娠で出産をした人もいました。だから、絶対に妊娠しないということはないと思います。
私は産婦人科を開業した際に、子宮内避妊具を入れました。
私も3人目と4人目で不妊治療の経験がありますが、これ以上妊娠の予定は無いからです。
それで、もともとの記事は下記のようでしたが、だいぶ書き換えました。
特に、知り合いの産婦人科の先生は誰とは特定できないとは思いますが、本人の了解を得ていなかったので。
ちなみに、43歳でまさかの自然妊娠して44歳で出産した私の同級生には、エピソードを載せさせてとお願いしてOKもらっていました。
ということでボツになった記事は下記でした。
避妊について
私の知り合いの産婦人科医にはできちゃった結婚した人が結構たくさんいます。かくいう私もその一人です。そんな私でも、今では避妊をしっかりするように今ではみんなに勧めています。
できちゃった結婚でハッピーエンドならいいですが、予定外の妊娠で産めない選択をせざるを得なかったり、妊娠をきっかけに結婚したけど、その結婚がうまくいかなかったり。そんなことはたくさんあります。だから、子どもが欲しくなかったら、是非確実な避妊としてピルや子宮内避妊具を使用することをお勧めします。避妊はコンドームだけで、コンドームが破れたり外れたりしてあわててアフターピル(緊急避妊薬)をもらいに来る人もいたりします。アフターピルをもらいにくるならまだいい方で、膣外射精が避妊だと思っている人もいます。私の知人の中には、長いこと不妊治療して体外受精で3人の子を授かった後に、43才にしてまさかの自然妊娠をした人もいました。だから、絶対に妊娠しないということはないと思います。彼女は最後の帝王切開分娩の際に永久避妊の手術も受けたそうです。永久避妊の手術でも避妊効果は100%ではないですが、99.9%以上の効果があります。でも、コンドームだけの避妊だったら失敗率最大15%もあります。膣外射精は避妊方法には含まれないので、1年間で80%の妊娠の可能性があります。先輩の産婦人科医で産婦人科開業後に出産された女医さんがいますが、その先生はスーパーウーマンです。ご自身が出産した翌日に分娩があった際にも出産に立ち会われてお仕事されたのだそうです。私はとってもそんなまねはできないと思って、産婦人科を開業した際に、子宮内避妊具を入れました。私も3人目4人目はなかなか妊娠せず不妊治療しましたが、これ以上妊娠の予定は無いからです。
Posted by 島袋 史 at 12:36│Comments(0)
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